クロアチア戦を振り返って

こんにちは
谷田部です。

昨日のクロアチア戦、前半折り返して後半得点を取られた時点
で寝てしまったのですが、、、

あそこまで見てPKまで行ってしまったら勝てないだろうな。と思って寝てしまって朝の結果
予想が当たってしまったのも残念だったのですが、後半からPKまでを見返して
思うところを書いていきたいと思います。

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リードした時の戦い方の気持ちの準備と戦術の整理が、、、

まず、前半での先制で今回の戦い方は非常に選手に不安を与えたものになったと思います。
なぜなら、今までがドイツやスペインであれば
引いて引いて守って守って

後半から選手交代で守備→攻撃
へとシフトチェンジの意思がチーム全体に浸透するような戦い方が多かったからです。

そのため、いい感じにがっぷり4つに組めた状態で先制してしまったことで
チーム全体に

「どうするのか」
の意思の統一がふわっとしたものになっているように読み取れました。

これが大きな日本の弱点だと思います。
チームの意思統一と決断がはっきりしないことが多いのがずっと変わっていないのです。

言われたことは忠実にできる。
はいいと思うのですが、決断を中で求められるとできない。

森保監督自身もそこまではっきりとした方向性を伝えるのは試合中にする人ではありませんから
この試合展開は”想定内”と思えました。

後半の立ち上がりでの失点

クロアチアベンチは後半立ち上がりから
身長のミスマッチをはっきりと狙ってきました。

大きな選手を投入し、ゴール前に放り込む
そこから直後の失点で私の中では
「勝負あり」と思いました。

ふわふわっとした状態はコスタリカ戦でも

どっちつかずのプランと戦い方は比較的選手任せだった印象の森保監督
「意思統一」でなんとか踏ん張らせることができたチームでしたが、
どっちつかずになると中で瞬時の判断が求められるのは当然です。

技術とスピードはあるけど
ちょっとした部分がまだまだ幼さを感じさせるなあ。
というのが今後の課題の一つでもあると思います。

PKのなるとキックモーションが読みやすい

PKにも連れ込むと勝てないだろうな。
というのは上にも挙げた選手のメンタリティの部分です。
リラックスして蹴る。ができないだろうな。と思えていたのですが、まさに的中で

蹴り方のモーションが大きい。
踏ん張って力んでいる時点で蹴れる方向が見ていて限定できる。という部分

蹴り方を変えていかないといけない。というのはずっと私が言っているところです。

相手のゴールキーパーであればノーモーションまたはモーチョンがもっとコンパクト
脱力した選手を普段相手してるヨーロッパのGKだとそりゃ止められます。

日本代表の力の入ったフォームは今後日本全体で変えていく課題の一つだと思います。

順番を選手に決めさせた、、、というのも準備不足感が否めないのも残念な要素です、、、

まとめ

はっきりとしたチーム戦術は今回の日本は非常に機能したと思います。
それは絶対的な相手有利の場合には、、、

それ以外の五分五分の時の戦い方では、
それこそ
「現場レベルの判断と統率」
が求められます。

”個人戦術”の共有です。

優先順位というのが日本全体で浸透していないのが大きな弱点だと思います。
こうした点はヨーロッパや南米はマニュアル通りというか
確立しているチームが多いです。

こうした、優先順位の確立と浸透は協会の仕事ですが、
ライセンスを取るにしてもこうした内容はほぼほぼありません。

スペインはこうしたガイドラインが数多く存在します。
だからいいか。と言えば日本独自のものを作ればいいだけなので両手を上げて賞賛はしません。

それこそスペインに勝ったのだから日本独自のものをしっかりと作り上げるべきです。

今回の大会で感じたのは
「個」になった時のシュートの駆け引き(フォーム)
「個」の共通意識の確立

がもっともっと浸透していけばドリブルやパス、走りは通用していたので
そうした内面的なものや心理的駆け引きなどももっともっと出来るようになれば
世界とまだまだ戦えると感じました。

独り言

個人的には久保選手がもっと見たかったというのが本音です。
クロアチア戦でも、、、
森保監督が久保選手の使い方が今ひとつな感じがしてなりませんでした。
スペイン戦の交代の仕方→体調不良
この選手が大成しないと小学生時のエリート。の今後が心配でなりません。

三苫選手のドリブルはシンプルに前へ前へというのは非常に見応えがありました。
ドリブル塾の足技とも違う。
あれは大きなコート(フットサルコート)ではない場所でないと身につけるのは難しいな。と見ていて思いました。
今後ああしたドリブラーもみんながなれるように技術的な分析をしていくつもりです。

谷田部

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