”実践の守備”と”練習の守備”の違い


こんにちは
谷田部です。

今日は実践の守備と練習の守備の違いについて書いていこうと思います。

この区別をしっかりと理解して練習できるかどうかで体力の消耗も大きく変わります。
特に低学年は練習でやっている守備を実践でも常にやろうとするからお団子サッカーになります。

とはいってもある程度の学年になってもしっかりと理解している子はほぼいません。

練習で行う形の守備は、実戦ではほとんど存在しません。
だからこそしっかりと理解して欲しいのです。

今日ははそうした部分を整理しながら読むだけでサッカーが上手くなる記事を書いていきます。

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練習でやっているのは、まさに相手と対峙した接近戦の話

練習ではボールを持った相手との緊張感のある接近戦の練習が大抵想定されています。
その場合、守備は「ボールを奪いにいけ!」と言われがちです。

肝心な捕まえた牢屋を守らずに泥棒役を追いかけ回す”どろけい”みたいな練習ばかりです。
牢屋はがっちり守りながらも他の泥棒役を捕まえる必要があるのに、やたらと牢屋の存在を無視した守備練習ばかりに意識もなりがちです。

バランスと駆け引きが非常に大切です。

ノーガードで殴れ殴れ。で勝てるはずはありません。

または距離があったら毎回ひたすらダッシュで相手に襲いかかるボクサー?

実戦ではここのエリアは防御壁を張っている。とまずは威嚇から入る

上記でどろけいで例えましたが、どの警官役から突破するかどうかはどろけいにおいては非常に大切な戦略です。

相手からすればどのエリアの門番と戦ったら有利か否か。戦いたくないな。
から選んで攻撃をしてくるのは当然ですよね。

ゴールに向かうためには必ず通らざるを得ないいい位置にポジションを取ること。

そして余裕を持った強そうな門番としてエリアに立つこと。これがサッカーでも同じく大切です。
サイドよりも中央が固められている。

だから相手はより多くサイドから攻撃を仕掛けてくるのです。
中央はより守備力の強い中ボス的な、ラスボスがGKであれば
サイドバックは守備はそこそこでしょ。くらいの認識をされています。

将棋で言えばGKは「王将」CBは「金将」サイドバックは「香車」くらいの立ち位置でしょうか。
ボランチあたりは「銀将」または「金将」と「飛車」または「角」くらいをチームスタイルごとで選んで置いているイメージですかね。

実戦ではボールを持っている相手との接近戦の場面は少ない

実戦ではボールを持った相手と練習どおりのいい形で対峙することはほぼありません。

ドラクエやポケモン、マリオでさえも目の前に相手がいたら全ては戦いません。
いかに回避できるかも大切なスキルのはずです。

ドリブル塾は全ての相手をやっつける方法を教えているところです。
ゲームクリアが目的ではなく、いちいちクリボーをパーフェクトにボコボコにする。ここにスポットを当てている。

そしてチーム練習でもやたらとこのクリボーにやられない方法ばかりを考えさせる。
ジャンプして避けるか違うコースを通ればいいだけの話です。

もっと言えば相手に避けて貰えばいいだけの話です。

余談ですが、髪の毛を切ったらエレベーターでもなんでもおっさんたちが道を譲ってくれなくなりましたw
パーマや金髪だと道が自然と譲ってもらえたのに、、、

慣れなくて昨日2回ほどイラッとしましたw

ここのエリアでこの相手と戦いたくない。と思わせる

そのためにも、雰囲気や外見の見せ方も非常に大切なのです。
その心理戦は、アップからも始まっています。

ジャンプヘッドでのアピールやロングキック、声出しなどでも威圧はできるはずです。
やべえのいるぞ。と思って試合開始のポジションで対峙した時に嫌がってくれるだけで心理面で優位に立てます。

そのためには、余裕を持たすこと。表情も変えない。なども重要なスキルです。

大人になればスキンヘッド。眉毛がない。髭。パンチパーマ。金髪。刺青。などはもうそれだけで関わりたくないですよね。
逆に私はそうした見た目だけの威嚇を茶化すのが大好きですがw

サッカー選手はそうしたところも楽しみます。
ちょっとプレーで上回ってからの「見た目だけじゃね?」ばりの挑発は当たり前ですw

あえて近づく自分もいますw

冷静ぶってる相手であればいかに感情的にさせるかどうか。
これも大切ですよね。

まとめ

守備とは、練習(接近戦)であればボールを奪うことが大切です。
それでもそうした場面はほとんどありません。

自分の担当する守るエリアを専守防衛する。
そのためには、エリアごとに最強に見える守備陣形を配備しているように見せる。
空中戦であれば早めに弾き返す。
そうすることで相手から迂回してくれます。

それだけで戦う回数も減り。自分自身も楽に冷静に結果を維持することができます。
戦う回数が減れば疲れないし、落ち着いて対応できるのでミス自体も減ります。

セルヒオラモスなんかもいい例ですよね。
金髪に髭・刺青なんて昔の彼では考えられません。
おまけに性格も意外と荒いw

本当の強さとは戦わずして勝つこと。
これは1vs1の攻撃も守備も変わりません。

安全安心で自分のいるチームを勝たせてあげるためには必ず知る必要があるスキルです。
ぜひご参考ください。

谷田部

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