こんにちは
谷田部です。
今日は1vs1で勝ちたい。を叶えるための考え方を書いていこうと思います。
これだけ何年もやっていても親御さんやお子さんの希望は1vs1で勝ちたい。
は変わらないんですよね。
「1vs1で勝つための要素」を紹介していくのでぜひご参考ください。
では書いていこうと思います。
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1vs1というのは、いうならば喧嘩と同じ
サッカーの1vs1というのは、言うなればレベルの差があればフェイントや技なんていうものは無しで抜けます。
その要素は
スピード、パワー、観察眼、体の大きさ
言うなれば、1vs1で勝ちたい!っていうのは
修行無しの現状で、小手先の技術でプロレスラーに勝ちたい
っていうのと同じなんですよね。
圧倒的な差があれば、筋肉量だけで技術とか理屈抜きでかなわない。
その感覚と同じです。
中学生は幼稚園児相手であればサクッと抜ける
中学生が幼稚園児に負けるでしょうか?
誰が見てもどちらが勝つか普通に考えれば一目瞭然です。
スピードや経験値が圧倒的に違うからです。
そもそも幼稚園児も中学生に圧倒されているはずです。
メッシやネイマールは世界のプロのDFに対してこれくらいの見えないレベル差を持っている。
と考えて欲しいのです。
上手いから抜ける。
のではないのです。
小手先のフェイントで抜けるわけではない
プロの格闘家もメッシやネイマールも一朝一夕ではなく、毎日のトレーニングの賜物です。
とにかく、正確に技術を出すための反復
相手がこうきたら、自分はこうする。という反復と経験則の積み重ね。
自分の技術を瞬間的に考えなく反応にしていくトレーニング
などそうした土台の上での「フェイント」であってトータル能力ありきの上のフェイントだから抜けるのです。
一見一撃必殺のようなプロの格闘家のパンチやキックもコツを聞いただけで次の日に身につくことはないのと同じように
目に見えない反復とそれを生かすための基礎力がモノをいいます。
全ては一瞬のために日々、基礎体力アップメニューや走り込み、食事など毎日の積み重ねありきの上での1vs1なんです。
いうなれば「人間力の集大成」の勝負の場面といっても過言ではないかもしれません。
プロレスラー相手に勝つ?方法
ここまで書いて相手と真っ向から戦って勝とう。がどれだけ大変なことか伝わってくれれば何よりです。
ただし、サッカーの場合、プロレスラーと正面から戦う。というよりも
「屈強な門番を交わす」のイメージが強いです。
いかに相手の目線を盗んで、タイミングを盗んで通過するか
相手をコテンパンにやっつけたい。ではなく、いかに通過するか。という勝負にすればまだ勝ち目があります。
門番のいる通路は全く興味のないふりをして隙を見て通過する。
いかにもドリブルで抜くことは興味なさそうにパスするふりをしてドリブルで抜く。
または全く違う道を通って侵入する。
仲間割れさせながら、その隙に乗じて抜く。
やり方はたくさんあるはずです。
そうした戦略は「基礎」と「経験」の上のスパイスまたはオプションとしての「フェイント」にすぎない。
という認識が大切です。
こうした観点から谷田部の「ドリブル塾は愚か」という考え方が滲み出るのです。
相手がいてそれに勝つためには一朝一夕以外は奇襲だけ
奇襲は長くは続きません。
戦略も小手先に過ぎません。
とりあえず勝てても長く続けたければ、、、
本当に勝ち続けるためには、そうした知識や戦略の陰で
”正しい基礎の土台”
を築き上げる必要があります。
これが一朝一夕ではいかないのです。
そしてそれはドリブルだけでなく、トータル力がモノを言います。
相手がいるものです。相手も努力をします。
それを潰すためにはそれを上回る、知恵と工夫と努力が必要なんです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
しっかりと全体の能力を上げていくといつの間にか1vs1にも勝てる能力が上がってきます。
ただし、そこを目的にすると痛い目に遭います。
本丸を落とすために目の前の一人を倒す方法ばかりを考えていては本丸は落とせません。
結果、最終的には「兵法」に通ずるところも多いというのもお分かり頂けるはずです。
目先のサッカーの戦術よりも様々な戦略的な考え方に触れる。
刀や武器をばかり磨くよりも、
土地の利や兵力、癖、相手の力や心理面などトータル的に観察し、理解し戦略を立てる力
最終的には「戦わずして勝つ」までたどり着けるのが理想だと思います。
圧倒している相手には相手も平伏します。
圧倒してしまえば後の戦いは楽に進みます。
そうした雰囲気まで出せるようになれば細かなちょこちょこは不要です。
怪我のリスクも減ってきます。
弱い犬ほどよく吠える。弱いやつほどチョコチョコする。
私が関わる子達には
大きく構えながらも戦える
本物の「力」と「本質を見極める力」
を身につける楽しみを見出して欲しいと思います。
谷田部
2024.2月 追記
1vs1で勝ちたいと考えるサッカー少年も多いと思います。
TVで憧れの選手の試合を見て、こんな風に相手を抜いてみたいと考え、練習しているのではないでしょうか。
1vs1は、すべての集大成でもあり、年齢差があれば確実に抜けるものでもあるのです。
プロレスラーで例えましたが、実際に戦うわけではないからこそ”正しい基礎の土台”を鍛えていく必要があります。
サッカーで1vs1に勝つ方法はたくさんあります。ドリブル塾で学ぶよりも、トータルで力をつけていけるようにしつつ成長していきましょう。