プレー全てを”言語化”する個人レッスンがサッカー家庭教師


昨日のレッスンの話

昨日は大学生の個人レッスンでした。
社会人リーグに所属しています。

MFをやっているのですがそこで新しい監督に直接言われた課題が

ミドルシュートを打つ
運動量をもっと
二列目への飛び出しを増やす
武器を増やす

これらをどうのように改善していったのかを今日は書いていこうと思います。

ミドルシュートを撃つ

これは本人の自覚的にも、今の監督になってからミドルシュートを撃っていない。
という話。

私自身もミドルシュートでいいものを持っていることは知っていたので、この課題については
空気を読まずに撃ってみよう。という話で落ち着きました。

運動量をもっと

次の課題「運動量をもっと」です。
決してサボることなく、普通に考えればこれ以上に走れない。と本人が言うほど運動量自体はあります。

ここで大切なのが、
なぜ監督は運動量がなく見えているのか?
と言うことです。

走ればいい。と言うレベルの話ではありません。
これをどのように監督のニーズに合わせるのか?

ここらからが昨日の本題でした。

運動量があるのに運動量を増やせと言われた。その改善方法とは?

考えられることは・・・

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肝心なボールのある場面に登場をしていないと言うこと。
確認してみると。

守備の時に後追いになり、ボールのそばに行った時にはすぐにボールが別の場所に展開されてしまう。
または最悪、
自分のマークすべき相手にフリーでボールを出されてしまい、致命的な仕事をされてしまい、フォローのつもりが自分の評価をだだ下げしてしまう。

なぜ登場しきれないのか?
テレビで見る試合であれば画面の端にいる選手でメインとしてはプレーをできていないと言うことです。

ここで注目すべきなのは

・優先順位
・見るべきもの

優先順位

ここで確認できたのは、守備で別の人間が抜かれた場合、
すぐにフォローに走ると言うこと。

一見よく見えますが、その時に自分のマークすべき人間にパスを出されてしまうと言うことが致命的です。
結果ボールへの後追いばかりになってしまっていました。

すべき判断は

味方が抜かれた場合、見捨てることも大切な判断であると言うこと。
フォローしに行って自分のマークすべきあいてんい仕事をされていたのであれば本末転倒です。

酷ですが、抜かれてしまった味方が悪いのです。
もっと言えば何度か抜かれた選手を交代するのは監督の仕事になります。

ここがサッカーは個人スポーツであると言う所以です。

まずは自分の仕事を全うすること。これの後に味方のフォローはすべきなのです。

さすがに完全な無視はそれはそれでまずい戦略的、戦術的理解を入れました。

本当にフォローをしたいのであれば、
まずは味方を抜いて侵入してくる相手のスピードを落とし、取りに行かないこと。

自分のマークすべき相手に味方がマークについてパスコースがなくなった。
と言う時に初めてボールを奪いに行っていいのです。

昨日では、ボールを持っている相手のみが見えていて、
自分のマークすべき相手のことは全く見ていない。

だから闇雲になんでも取りに行ってパスでかわされると言う悪循環が生まれていました。

ボール保持者とパスコースを同時に見ること
パスコースに味方のマークがついた瞬間に積極的にボールを奪いに行く。と言う理解で

ボールへの関わりの時間が増えて監督から見てもプレーに関与していると言う印象を与えます。
それこそが本当の意味で”運動量”に直結してくるのです。

二列目への飛び出しを増やす

二列目への飛び出し、これは飛び出すタイミングを理解することが必要です。
これはオフサイドトラップの理解もすることでしっかりとパターン化できます。

まず簡単なタイミングは
1、味方のFWが自分のゴールに体を向けている。
2、早い縦パスが入りバックパスをする瞬間です。

これが条件になります。

この条件は相手のDFラインが上がるタイミングにも合致します。
オフサイドトラップのタイミングの基本なのです。

そのタイミングで本来オフサイドポジションの選手に向かって走って行くとオフサイドはなしで
二列目からの飛び出しが成功します。

そうすると、上にも書いた”運動量”のアピールにもなるのです。

武器を作る

武器を作ると言うのは
上にあげた一つ一つをコンスタントに発揮できるように反復して行くと
それは個性や特徴、武器と呼ばれるものになります。

間違って漠然と繰り返すことほどもったいないことはありません。

プレーは抽象的なように見えて”言語化”することで具体的な反復すべき内容が見えてきます。
それこそがサッカー家庭教師の個人レッスンの真骨頂なのです。

今回の内容はレギュラーになりたい。と言う子には大きく影響する
監督の意図を汲み取ると言う作業です。

今回の内容を週末にどのように発揮してきてくれるか今から楽しみです。

谷田部

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