昨日のPSGとフロンターレの試合について


こんにちは
谷田部です。

昨日のパリ・サンジェルマンとフロンターレの試合について
谷田部なりに技術的解説をやっていこうと思います。

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力が抜けて上に長いPSG

まず何よりも分かりやすいのが、PSGの選手の背筋が伸びていること
これが何よりも特徴的だと思います。

前回のブラジル代表以上にこうした「姿勢」というものが非常に分かりやすかったと思います。

背筋が伸びて上に長いイメージ
日本人は頑張らなければならない。やばい。
と言う時には腰を落として踏ん張ってしまいがちです。

これをすると逆に動きにくくなるのに、子供の頃からの特性でしょうか。
頑張る=踏ん張る
になってしまうのです。

踏ん張ることで一歩遅くなる

踏ん張ると次の動きが遅くなります。
PSGの選手は足が全て「前に」動きます。

日本人はまだまだ「足を後ろ」地面をキックする時間が多く一度沈んでから動きたい選手が非常に多いです。
これはGKの動きが日本の場合、特徴的です。
相手のシュートモーション時に一度沈んでから飛ぶ

プレジャンプをしないと動けない。と世のGKスクールコーチたちは言っていますが、フランスW杯98の遺物でしかありません。
それでもなお、フィールド選手も同じような”沈む””踏ん張る”動きが目につきます。

すぐに地面に転がるのも特徴的でした。

踏ん張らないから足を長く使える

踏ん張る必要がないから常に足を長いまま
下に体重を落とすのではなく、前方に動かす。(この走り方は近日会員動画サイトUP)
足が漫画のようにパタパタパタと回るPSGの選手

さらに足を長く使えるからエレガントかつボールタッチが柔らかくなる。

日本人選手と体格はさほど変わらないメッシはこれが出来ているので
腰を立てて足を吊す。後ろに足を蹴らない。走り方が定着すれば日本人でもその域に行く可能性はありますよね。

コバトレとか体幹の話ではあれは到達しないと思います。

地べたにすぐ転がる日本人

子供たちもそうですが、頑張る=スライディング
またはシュートブロックも必死すぎる。
と言う点

そろそろ日本全体の個人戦術の底上げが必要です。

最終的に何をされると困るのか?
別にこれはさせてもいいし、、、

というメリハリや優先順位というものが
「どれも完璧に止める」
に見えて脱力感もありません。

PSGのレベルだと、必死は手玉にとる。以外の好物でしかありません。

割り切ってこっちならやらせてもいいや。
というのも相手との駆け引きもやりつつやって行かなければ、、、

この辺はストリートサッカーや遊びの部分で身につくもので
おっさんたちの目を気にしてやってたら身に付かない部分だと思います。

最終的な形は「頑張ってます」の象徴
大袈裟なシュートブロック
センタリングのブロック
スライディング

です。

キャプテン翼キックの選手だらけではもう太刀打ちできない

今回わかるのは
昭和の大振りをする「キャプテン翼キック」に慣れている日本人には
世界の「ノーモーションキック」はどうしようもない。
経験がない。と言うことです。

ブラジルW杯で散々味わったはずなのに、改善をしない日本サッカー協会。
きっと得点をされた相手のキックモーションが全て原因だったと言うことも分析に入っていないのでしょう。
PCを猿に持たせても無駄だと言う典型です。

ブラジルW杯後、速攻でGKのスタイルが変わったヨーロッパはその辺はさすがです。
日本は逆に金儲けで下手くそなGKスクールが乱立してさらに98年フランスに戻りましたw

ハリルホジッチがせっかく「GKのレベルが低い。」
と言ったのに低すぎる次元に舞戻されています。

谷田部が教えるシュートはまだまだ日本国内では入りまくりますw
それでもそろそろ協会が動かないことには、、、
観客動員数も激減していますしね、、、

まとめ

よくも悪くも日本のガラパゴスサッカーだというのは
昨日のPSGとJリーグ最強のフロンターレではっきりしたと思います。

世界との差は
ヨーロッパはユーロとW杯の度に全体の戦術が変わる。
に対し、日本は98年前と一向に変わっていません。

観察眼と戦術眼、というと軽すぎるのですが、、、、
要するに「戦い」というものを知らない。

日本は自分のことばかり、
世界は相手をしっかりと観察して対策している。

戦時中の日本そのまま見ているようでなりません。
自分たちの気合いと根性と選手を鍛え上げるだけでなく、幹部レベルで対策を講じて修正を
「基礎技術レベル」からやっていくことに気づいていかなければ差は開く一方です。

谷田部

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