小3小4で”伸び悩む子”にならないために知るべきこと【保存版】


小学生のうちに伸び悩む、周囲に追いつかれて焦って
何をしてもいいかわからない。
という前に正しく着実にサッカー行う上で
親御さんにもお子さんにも知っておいてもらうべきことについて書いてみました。

クラムジーとかいうけどそういうことではない

伸び悩むとサッカー界は横文字が大好きです。
もっともらしく「クラムジー」なんていう言葉で解決(放置)します。
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クラムジーというよりも伸び悩むには伸び悩んで当然の蓄積と背景が存在します。

伸び悩むには伸び悩むだけの理由と共通項がある

大体伸び悩んでいる子の共通項で出てくるキーワードは
”判断力がない”などと言われ始めること

今まで通用していたのに急に”判断力がない”の一言で
チーム内でつらい立場に追いやられます。

今まで勝っていた子たちにすら追い越され始めるのです。

共通項1.スピードの在り方

小学校低学年のうちは”スピード”が速いだけでどうにかなります。
スピードが速いと自分だけでどうにかしてしまえることが多いからです。

ただし、スピードが速い子たちが過ごした時間とスピードが遅い子たちが過ごした時間内で明らかに差がつくものがあります。
それは「サッカーの景色です。」

例えるなら
普段車で通るいつもの通りを、徒歩でゆっくりと歩いてみる
車で一気に通る時とは違い、
車の時には気づかなかった、見落としていた気づきがたくさん出てきます。

スピードで小学校低学年を過ごしてきた子たちは
後から来た子たちにこうした”情報量”という部分でかなり劣っているのです。

この”情報量”というものが直接「判断のアイデアの元」と考えれば
スピードばかり追求した子たちが見落としてきたものとは一目瞭然のはずです。

だからこそ低学年ではいくらチヤホヤされても
常に最速のスピードでドリブルや移動をしている子は危険なのです。

判断力を養うための情報量や判断のアイデアの元は
スピードの速い子から出てくることはまずありません。

トップスピードの子がスルーパスなどあり得ないのはこうしたところからです。

共通項2.テクニックの在り方

これもスピードと似ているのですが
テクニックというと”ボールと自分”
そう自分とボールだけの世界なのです。

そうすると、判断材料となる『周囲との関係性』というものはそこに欠如しています。

顔を上げてドリブルをしている。
といっても
「何を見る必要があるのか」という点がおざなりになっていることが多いです。

見るべきものを理解せずパフォーマンスだけ顔を上げる。
結局ボールと自分だけのテクニック

これでは小学生のうちはチームによっては6年生まで上手くいっても
中学年代で潰れることが非常に多いです。
いかに自分とボールだけの世界から抜け出せるかが重要になります。

共通項3.親御さんの関わり方

小学校2年生までは正直親御さんと熱心に練習をしている子
自主練に親御さんが付き合っている子は先頭を走り始めます。

サッカーをやっていた
勉強した。

という形で教えているケースが多いようですが

サッカーというものは生き物です。
ファッションと一緒でトレンドがあります。

勉強や経験というものでは太刀打ちできない
「最先端の流行や空気感」というものが小学校3年生くらいになると
大人が持っている”ソレ”はダサく時代遅れのものになってきます。

サッカーの流れもファッションと同じく大人が介入しきれない最先端のものになってくるのです。
そうするとたちまち最終的な判断を親御さんにゆだねていた子たちの判断は通用しなくなってしまうのです。

伸び悩まないために出来ること

低学年からトップスピードのドリブルでプレーしない
スピードでぶっちぎるプレーはしない。
ボールのことはもちろん周囲の子の気持ちをしっかりと思いやり汲み取る
ボールコントロールはゴールを取るための”手段”に過ぎないということを肝に銘じる
ボールテクニックやリフティングだけにこだわり過ぎない

まとめ

伸び悩みを小学校3年生や4年生で感じる子は
小学校1年生2年生そして幼稚園の時に
スピードとパワーで打開または大人が理想とするテクニックを身につけ過ぎた
子たちばかりです。

もちろんその時はちやほやされますが
先々は必ずと言っていいほど壁にぶち当たります。

大人たちも目先の勝利に夢中になり
子供達の目先のパフォーマンスに両手放しになってしまっていることも一因です。

「目先」の勝利ではなく、正しく着実にやるべき技術を身につけていく
小学生の1年生2年生というのは
まだまだ導入期です。

そこでピークを迎えて終わっていくのがいいはずはありません。
小学生でさえ本当の公式戦は6年生からがメインです。

周りに惑わされず、大人がどっしりと構えること
サッカーはマラソンです。
まだスタートを切った時点でダッシュをしても燃え尽きます。

長いサッカー人生正しい時期にピークを迎えられるように
正しく頑張って欲しいと思います。

谷田部

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