ボールがない時の位置取り
サッカーは11人対11人で行います。
最近小学生では8人対8人も行いますが
ボールは一つなので20人近くの人間が常にボールのない状態です。
ゲーム中のほとんどがボールがない状態とも言えます。
だからこそボールのない時の位置取りをスムーズにできるようになれば
よりサッカーが上手になりよりたくさんボールをもらえるようになります。
ボールを持った人の視野に入ろう
サッカーを始めるとボールをもらうためにどこにいていいかわからなくてウロウロしてしまう。
ということが多々あります。
まず最初に考えることは
ボールを持った人が見える範囲に入りましょう。
見える範囲にいないとボールを持った人もパスが難しく
出したくても出せなくなります。
ボールを両手で投げた時に届きやすい距離に入ろう
パスをもらいたいばかりに近すぎたり
フリーだからと言って遠くにいすぎると
パスを出す方も難しいですが
パスをもらったほうもコントロールが難しくなります。
適度な距離の目安として
両手でボールを持ち下手投げで投げて受け取りやすく届きやすい距離
を目指すとパスの成功率が上がります。
ボールを持った人の右または左で声を出してもらってあげよう
ボールを持っている人の正面には守備の人間が邪魔に入ります。
そのためボールを持っている人間の正面、右側か左側で構えて上げるとパスが通りやすくなります。
さらにその位置に立ってあげると守備の人間も警戒するので
ボール保持者が楽になります。
ボール保持者に体の正面を向けてもらおう
パスのもらい方として
ボール保持者に対し体の正面を向けてあげましょう。
中には体の側面を向けていたり背中を向けていたりします。
パスを出す側からすれば的は大きければ大きいほど
パスを出す際に心理的に楽ですよね?
側面を向ければ的が狭く見えます。
体正面全体をできるだけ向けてあげて
さらにパスコースの先に立ってあげれば
ボール保持者もパスを通しやすくなるのです。
上にあげたコツを試して
ボールによりもらえるポジショングを見つけて
たくさんボールに触れるようになってください。
2023.2.21追記
オフザボール。日本のサッカーチームやスクールが基本的にボールを使って個人的なボールタッチばかりをやっている限りは
永遠のテーマになると思います。
サッカーというスポーツは9割がたの時間がボールを保持していない時間ばかりです。
にもかかわらず、ボールのないときの動きというのが浸透しきれません。
今のところは「センス」的な表現で終わっているようですが、しっかりと理解すればおのずと答えは出てきます。
個人レッスンですらそれを修正し続けていて、修正自体も可能です。