試合になると別人になる子は“メンタル”じゃなくて

試合になると別人になる子は“メンタル”じゃなくて

「フォーカスの合わせどころ」がズレているだけです。

〜不安から『やるべき作業』に意識を戻す“試合の整え方”〜

サッカー家庭教師・サッカー技術の病院の谷田部真之助です。

2万件以上のサッカー個人レッスンを通して、がんばっているのに伸び悩んでいる子どもたちの「構造」を“治すように整える”ことを専門にしています。


試合になると「別人」になる子に、本当に起きていること

スタート診断や個人レッスンで、ここ最近とても多い相談がこれです。

  • 練習ではできているのに、試合だとまったく出せない

  • ボールが来ても足が出ない。見ていてつらくなる

  • 本当はもっと速く走れるし、強いキックもできるのに、試合になると消えてしまう

多くの親御さんは、こう感じます。

「うちの子、メンタルが弱いのかな」

「もっと気持ちを強くしないとダメなんじゃないか」

「ガツガツしなさい、って言うべきなのかな」

でも、現場で2万件以上見てきた結論は、まったく別です。

試合になると別人になる子の多くは、

メンタルが弱いのではなく、

「フォーカスの合わせどころ」がズレているだけです。


感情にフォーカスしてしまっていて、「作業」にピントが合っていない

サッカーのプレーは、本来とてもシンプルな**“作業”の積み重ね**です。

  • この位置関係なら、まずここに動く

  • 次に、どこを見るかを決める

  • ボールがここに来たら、この触り方をする

  • その次の一歩を、どの方向・どの強さで出すか

つまり、

**「状況に応じて、どの作業をするかを選んでいく仕事」**がサッカーです。

ところが、試合になると別人になる子は、頭のフォーカスがこうなっています。

  • 「ミスしたらどうしよう」

  • 「怒られたらイヤだ」

  • 「また外したらどうしよう」

  • 「相手が怖い」

こうした**「不安」「怖さ」などの感情側に、フォーカスがべったり張りついて**しまっていて、

  • 「今の状況で、自分はどの作業をすればいいか?」

という**“作業フォーカス”にピントが合っていません。**

その結果、

  • ボールは見えているのに足が出ない

  • 「打てる」とわかっているのにシュートモーションに入れない

  • 「行かなきゃ」と思った瞬間には、もう遅い

という状態になります。

周りから見ると、

「やればできるのに、やらない」

「練習ではできるのに、試合でサボっているように見える」

と誤解されがちですが、実際には、

やりたいし、やるべきことも頭ではわかっている。

ただ、フォーカスが“感情側”に強く引っ張られてしまっていて、

『やるべき作業』まで意識が届いていない。

こういう子が、ものすごく多いです。


そもそも「技術」が、作業レベルまで具体化されていない

さらに厄介なのは、

多くのチームやスクールで教えられている「技術」が、まだざっくりしすぎていて、

再現できる“作業レベル”まで落とし込まれていない

ということです。

たとえば、よくある指導の言葉はこうです。

  • 「インサイドで止めよう」

  • 「強く蹴ろう」

  • 「もっと運ぼう」

これらは間違いではありません。

ただ、これだけでは子どもたちの頭の中で、

  • 「どれくらいの強さで踏み込んで」

  • 「足のどの部分を」

  • 「ボールのどの位置に当てて」

  • 「どの方向に動かす作業なのか」

ここまで具体化されません。

その結果、子どもたちの中では、

  • なんとなく止める

  • なんとなく蹴る

  • なんとなく運ぶ

という“フワッとした感覚”のままになっていて、

「どう再現するか」にフォーカスできる状態になっていないのです。

つまり、

試合では「不安・怖さ」にフォーカスが持っていかれ、

技術も「作業」として具体化されていない。

この二重苦の状態で、

「もっと気持ちを出せ」「メンタルを強くしろ」と言われても、

動けるようにはなりません。


サッカー技術の病院でやっているのは、「フォーカスの入れ替え」と「作業の具体化」

サッカー技術の病院でスタート診断やレッスンを行う際、

私が必ずやっているのは、この2つです。

  1. フォーカスを「感情」から「やるべき作業」に戻すこと

  2. その作業を、誰でも再現できるレベルまで具体化すること

ここをセットで整えていくと、

練習ではなく
「試合での姿」がガラッと変わっていきます。


ここまでが、無料で読める“問題提起”と考え方の部分です。

ここから先は、

  • なぜ子どもたちのフォーカスが「感情側」に吸い寄せられてしまうのか

  • 家でできる“作業フォーカス”の戻し方3ステップ

  • 実際に試合で別人レベルに変わった子のケーススタディ

  • 谷田部がスタート診断・個人レッスンで必ずやっている「試合前の整え方」

  • 試合当日に親御さんが“言っていいこと・言わない方がいいこと”の具体例

などを、かなり細かくお話ししていきます。


ここから先は、有料記事(本編)になります。


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