こんにちは
谷田部です。
お陰様で今年の夏から今現在にかけて
非常に忙しくさせていただいております。
さて今回は技術重視の指導が多いことについて書いていきたいと思います。
今の小学生や中学生というのは
フットサルやサッカースクールの普及等の点からも
非常に足元の技術というものが
我々のころとは比べ物にならないほど上手くなっています。
例えば情報としても
フリースタイルやフットサルの映像 ジンガやボールタッチドリルの書籍やメニューが増えたことが
大いに影響していると思います。
いうなれば
「頭でっかち」ならぬ「技術でっかち」
です。
しかもゴールデンエイジと呼ばれる
小学生低学年から高学年にかけて
ひたすらこの技術磨きだけを行わせるからまた問題です。
ここで大事なのは
技術というのはサッカーの試合に勝つための道具の一つにすぎないということ
鍋振りや包丁さばきだけをいくら練習しても
美味しいと言われる料理はできません。
味付けや美味しいものを作るという全体の目的を持つことが非常に大切です。
この全体の最終目標をもう一度再認識させずに
ひたすら技術を磨くことに熱中してしまう子だけを大量に作ってしまっている
現状は日所言うにまずいのです。
だから私のレッスンの場合
もう一度技術を使う目的を再認識させ
技術に頼ってしまう部分を解きほぐすレッスンも行っています。
困ったらやりこんできた技術を出すことに頼ってしまう。
これは弱い子供に限ったことではありません。
もちろん技術を磨くことは大切です。
それでも詰め込み学習ではなく
実戦と使い方を再認識させながら行うこと
これを忘れて指導しているスクールや親御さんが増えつつあるということが
目下、私の最大の懸念材料です。