シュートのとき大振りしちゃう子の改善
シュートが大振りになってしまう子必見!ケガを防ぎ決定力を上げる「膝下スナップ」の改善法
サッカーの練習をしているお子さんのシュートフォームを見て、「なんだか力が入りすぎているな」「足全体を振り回しているだけで、ボールが飛ばないな」と感じたことはありませんか?
今回は、人気YouTubeチャンネル「サッカー個人レッスンサッカー家庭教師:谷田部」で紹介されていた、シュートの際に「大振り」になってしまう癖の改善方法について解説します。
実はこの「大振り」のフォーム、単にシュートが決まらないだけでなく、お子さんの体に大きな負担をかけてしまう危険性があるのです。動画内で紹介されているリスクと、家でもできる簡単な改善トレーニングについて詳しく見ていきましょう。
なぜ「大振り」のシュートは良くないのか?
動画の中で谷田部コーチは、腰から足を振ってしまう「大振り」のフォームには、大きく分けて3つのデメリットがあると指摘しています。
1. 深刻なケガにつながるリスクがある
もっとも怖いのがケガのリスクです。大振りの子は、太ももの付け根や腰から足を大きく振ってボールを蹴ろうとします。
この動きにひねりが加わると、腰回りへのダメージが非常に大きくなります。動画では、腰痛の原因になるだけでなく、背骨の剥離骨折(はくりこっせつ)につながった事例もあると語られています。お子さんの体を守るためにも、早めのフォーム改善が必要です。
2. キーパーに読まれやすく、止められやすい
腰から大きく足を振ると、シュートのモーションが大きくなるため、ゴールキーパーからすると「これから蹴るな」というタイミングがバレバレになってしまいます。そのため、反応されやすく、シュートを止められる可能性が高くなってしまうのです。
3. シュートの精度が落ちる
体全体を使った大振りは、力のコントロールが難しく、ゴールの枠外に外してしまうことが多くなります。
目指すべきは「膝下」を使ったコンパクトな振り
では、どのようなフォームが理想なのでしょうか?
谷田部コーチが推奨しているのは、腰から振るのではなく、「膝下でスパンとコンパクトに蹴る」フォームです。
動画内では、この動きを「野球のボールを投げる動作」に例えてわかりやすく解説しています。
- 悪い例:肩から腕を一本の棒のようにして投げる(大振りのキックと同じ状態)
- 良い例:肘や手首のスナップを効かせて投げる(コンパクトなキックと同じ状態)
サッカーのシュートも同様で、足の付け根(股関節)から棒のように足を振るのではなく、膝から下を柔らかく使い、スナップを効かせて蹴ることが重要です。
家でもできる!「スリッパ飛ばし」で改善トレーニング
動画では、この「膝下のスナップ」を身につけるための非常にユニークで効果的な練習方法が紹介されています。それは、小さなカラーコーンや、家にあるスリッパ・サンダルを使ったトレーニングです。
トレーニングの方法
- 足の甲(インステップ)に、スリッパやカラーコーンを乗せます。
- その状態から足を振り上げ、スリッパを「自分の頭を越すように」後ろへ高く飛ばします。
このトレーニングのポイント
実はこの動き、「大振り」の癖がある子には非常に難しいのです。
腰や太ももの付け根から足を振ってしまう子は、足全体が一本の棒のような動きになるため、スリッパを真上に上げることができず、前に飛んでしまったり、低い弾道になったりします。
一方で、膝下のスナップが上手に使える子は、膝を支点にして足先を跳ね上げることができるため、スリッパを高く上げ、自分の頭の後ろまで飛ばすことができます。
「支点」を変えることが上達への近道
この改善法の最大の鍵は、動きの「支点(してん)」を変えることにあります。
動画の最後で解説されているように、大振りの子は動きの支点が「腰(股関節)」になっています。これを「膝」に置き換える感覚を掴むことが大切です。
スリッパ飛ばしの練習を通じて、「ここ(膝)から動かすんだ」という感覚を体で覚えることで、実際のシュートでも膝下の振りが速くなり、コンパクトで威力のあるシュートが打てるようになります。
まとめ
シュートフォームの改善は、決定力を上げるだけでなく、お子さんの将来的な腰のケガを防ぐためにも非常に重要です。
今回紹介したスリッパやサンダルを使った練習なら、ボールを使えない家の中でも遊び感覚で取り組むことができます。ぜひ、お子さんと一緒に「誰が高く飛ばせるか」を競争しながら、膝下のスナップを使う感覚を養ってみてください。
大振りを卒業して、コンパクトで鋭いシュートを身につけましょう!
※本記事は「サッカー個人レッスンサッカー家庭教師:谷田部」の動画内容を元に作成しています。実際の動きや詳細な解説は、ぜひ元の動画をご確認ください。
