【症例カルテ】サッカー個人レッスン:小1男子:チーム内でマウントを取られて力を出せない/“ぴょんぴょん跳ねる癖”も不安サインとして観察しながら突破する個人レッスン
1. 基本情報
学年:小学校1年生(男の子) 主な環境:所属チームあり(お父さんコーチ) 今回の目的:チーム内で萎縮して力を発揮できない状況を打破し、求められているプレーを出せる状態を作る
2. お悩み(保護者・本人)
- チーム内でマウントを取られてしまい、いまいち力を発揮できない
- 父コーチから「普通のサッカーとは違うこと」を言われ、現場で迷いやすい
- ボールトラップが気になる(止められない/後ろに反らす/空振り気味になる)
- チームでは話を聞かないと言われるのが心配
- ぴょんぴょん跳ねる/変にジャンプする動きが気になる
3. 事前ヒアリング(状況整理)
今回のポイントは、技術の問題だけでなく「チーム内の空気・人間関係で萎縮し、迷いが増えている」ことでした。加えて、親御さんからは“ぴょんぴょん跳ねるような不自然なジャンプ”も気になると共有があり、これは技術というより不安・自信のなさなど精神的な要因の現れとしても見えるため、プレーの中での出方を注意深く観察しながら進めました。
4. 診断(原因の見立て)
- 心理面:マウントを取られる/評価が怖い→萎縮→判断が遅れる、体が落ち着かない
- 行動サイン:ぴょんぴょん跳ねる・変なジャンプは、落ち着かなさや不安の発散として出ている可能性
- 整理不足:「何をやればOKなのか」が曖昧で、迷いが動きに出やすい
- 技術面:トラップで後ろに反る/当てる場所が曖昧→こぼれ・空振りっぽさが出る
5. 介入内容(レッスンでやったこと)
今回は「今の状況をまず打破する」ことを優先し、できること/やるべきことを本人が理解し、それをプレーに入れられる状態を作るためのレッスンを行いました。特に、精神面の不安が動きに出ている可能性があるため、“本人が迷わない設計”を丁寧に作っています。
- ① 求められているプレーを1本化:ボールを持ったら「ドリブル→強いシュート」へ繋げる
- ② トラップの整え:反り・こぼれ・空振りの原因を分解し、前で受ける感覚を作る
- ③ 不安サイン(ジャンプ)の出方を観察:プレー前後・指示の場面・失敗後など、どの瞬間に出るかを見ながら、本人が“理解して動けている状態”に戻す
- ④ 話を聞ける伝え方:つまらない話は子どもは聞けない前提で、短く・目的を一言で・テンポよく進行
6. Before / After(変化)
- Before:周りの圧で萎縮しやすく、迷いが増え、体が落ち着かない動き(変なジャンプ)が出る。トラップが不安定。
- After:「やるべきこと」が明確になり、持った時の迷いが減る。理解が入ると体でも一回で覚え、プレーに反映できる。トラップも改善の方向性が見え始める。
7. 家庭での取り組み(負担を増やさない形)
- 合言葉を1つだけ:「持ったら運んで打つ」など短く
- ジャンプが出た時は叱らない:「今、何をやる?」とやることに戻す声かけ
- 説明は短く:長く言うほど不安と迷いが増える子も多い
8. 親御さんの声
心配なところはあるものの、レッスンではとても楽しそうでいい笑顔が見られました。話もしっかり聞き、一回で理解して体で覚えてくれるので、思っている以上に伸びる可能性を感じました。
9. 専門家コメント(谷田部より)
ぴょんぴょん跳ねる・変にジャンプする動きは、技術の癖というより、不安や自信のなさが行動として出ているケースがあります。だからこそ、そこを無理に止めにいくのではなく、本人が「できること/やるべきこと」を理解し、それを入れられる状態に戻すことが先です。 このお子さんは、こちらの伝え方がハマると、理解が速く、体で覚える力も強い。つまり、条件さえ整えば一気に伸びるタイプです。現状の空気を突破する“型”を持たせつつ、トラップなどの基礎も丁寧に整えていけば、今後がとても楽しみなお子さんです。
10. CTA(お問い合わせ)
「チームで萎縮してしまう」「周りの言葉や空気で力が出ない」「不安が行動に出る」「基本技術(トラップ等)を根本から整えたい」など、同じようなお悩みは多いです。状況を整理し、今いる環境で突破するために“何を入れるか”から一緒に整えます。 お気軽にご相談ください。

