サッカー個人レッスン|ココで差がつく!上手い子と下手な子の差

サッカーで「上手い子」と「下手な子」の決定的な違いとは?トラップの瞬間に隠された“重力”の真実

こんにちは。

今回は、サッカーの個人レッスンや家庭教師として数多くの選手を見てきた谷田部さんのYouTubeチャンネルから、非常に興味深く、かつ多くの選手が見落としている「本当に上手い子と、上手いと思っているだけの子の差」について解説された動画をご紹介します。

一見、何気ないパス交換の練習風景。しかし、そこに隠された「ある動作」の違いが、プロを目指せる選手とそうでない選手の分かれ道になっているとしたら……?

もしあなたが、あるいはあなたのお子さんが「自分はトラップができている」と思っているなら、ぜひこの記事を最後まで読んでみてください。日本のサッカー少年の8割が陥っているかもしれない落とし穴と、それを脱却するための極意がここにあります。

そのトラップ、本当にできていますか?

動画の冒頭、谷田部さんはこう切り出します。「初心者だけでなく、自分は上手いと思っている人にも見てほしい」と。

サッカーにおいて「止める(トラップ)」という技術は基本中の基本です。誰もが練習し、試合中何度も繰り返す動作です。ある程度ボールが足元に収まるようになれば、「自分はトラップができる」と認識するのが普通でしょう。

しかし、谷田部さんの視点は全く違います。

ただボールが足元にあることと、「次に繋がる最高品質のトラップができていること」は、似て非なるものなのです。

動画内で実演されている「下手な例(とされているものの、多くの人がやってしまっている例)」を見ると、パスが来てから足を出しています。一見普通に見えますが、これこそが「流れ作業」のようなトラップであり、上達を妨げる大きな原因だと指摘されています。

決定的な違いは「重力との戦い方」にある

では、具体的に何が違うのでしょうか?
その答えは、「足を上げるタイミング」「重力の扱い方」にあります。

日本の8割がやっている「中途半端なトラップ」

多くの子どもたち(谷田部さん曰く8割の子)は、ボールが自分のところに来てから、あるいは直前になってから足を上げます。

これは物理的に見ると、「直前で地球の重力に逆らって足を上げている」状態です。
ボールが迫ってくるギリギリの瞬間に、重い足を地面から持ち上げるエネルギーを使っているため、どうしても動作が慌ただしくなります。結果として、ボールへのタッチが雑になったり、微調整が利かなくなったりするのです。

本当に上手い子の「待ち構えるトラップ」

一方で、本当に上手い選手は全く違うアプローチをとっています。

彼らは、ボールが来る前にすでに足を上げ、空中で準備を完了させているのです。

先に重力に逆らって足を浮かせておく(=喧嘩を終わらせておく)。そして、浮いた状態の足でボールが来るのを「待つ」。
この状態であれば、あとはボールが足に当たるのを待つだけです。もしパスが多少ずれたとしても、足はすでに自由な状態にあるため、瞬時に修正して触ることができます。

「直前に足を出す」のか、「足を上げて待っている」のか。
このコンマ数秒の準備の違いが、プレーの質に天と地ほどの差を生むのです。

「高級レストランのウェイター」になれ

動画の中で非常にわかりやすい例え話が出てきます。これが、この技術の本質を理解する鍵です。

下手なトラップは、大衆食堂で「はいよっ!」と雑にお皿をテーブルに置くようなもの。
ガチャンと音を立てて置かれた料理は、中身がこぼれてしまうかもしれませんし、何より受け取る側(食べる側)への配慮が欠けています。

対して、上手いトラップは、高級レストランのウェイターの所作です。
トレイに乗せたグラスやお皿を、お客様の目の前に音もなくスーッと丁寧に置く。そこには「確実性」と「相手への敬意」があります。

サッカーのトラップも同じです。
来たボールに対して、足というトレイを先に準備し、そこに優しくボールを迎え入れる。
「海外で通用しないよ」という言葉が動画内でも出てきますが、まさにこの「雑さ」か「丁寧さ」かの違いが、上のレベルに行けるかどうかの基準になります。

パスを出し手に敬意を払うということ

この「足を上げて待つ」という技術は、単にボールを止めるためだけのテクニックではありません。パスをくれた味方へのメッセージでもあります。

谷田部さんは、上手い選手には「相手に対して丁寧に返してあげよう」「最後の最後までボールを丁寧に扱おう」という思いやりがあると語ります。

早く準備をして、確実にボールを収める。
それは「君のパスを大切に受け取ったよ」という合図であり、次のプレーへ移るための確固たる土台作りでもあります。

下手な選手は、トラップをした瞬間に「もうできた」と思い込み、ボールが完全に落ち着く前に次の動作(蹴る、走る)に移ろうとしてしまいます。これでは、せっかくのパスが無駄になりかねません。

本当に上手い選手は、ボールが足元で完全に静止し、自分の支配下に置かれたことを確認してから動き出します。この「確認」のコンマ数秒の余裕を持てるかどうかが、一流とそうでない選手を分けるのです。

百均の箸と一万円の箸、どちらを目指すか

最後に、谷田部さんは道具の例えを用いて締めくくっています。

「百均の箸と一万円の箸、機能としては同じ『食べる道具』かもしれないけれど、手触りや口当たり、そして価値は全く違う」

サッカーの技術も同じです。
「なんとなく止まったからいいや」という百均レベルの技術で満足するのか。それとも、細部にまでこだわり、見る人を唸らせる一万円レベルの技術を身につけるのか。

プロを目指すのであれば、当然後者を目指すべきです。
「知らなかった」で済ませるにはもったいない、しかし知っていれば今日から意識を変えられる。そんな重要なヒントがこの動画には詰まっています。

まとめ:動画で実際のタイミングを確認しよう

今回ご紹介した「足を先に上げて待つ」という感覚は、文章だけでは完全に掴むのが難しいかもしれません。

  • 実際にどれくらいのタイミングで足を上げているのか?
  • 「流れ作業」のトラップとどう違うのか?

ぜひ、谷田部さんの動画でその「間」と「空気感」を目で見て確認してください。
特に、良い例と悪い例を実演しているシーンは必見です。この違いがわかるようになれば、あなたの、あるいはお子さんのサッカースキルは間違いなく一段階レベルアップするはずです。

細かいところですが、神は細部に宿ります。
丁寧な仕事を積み重ねて、高級レストランのような極上のプレーを目指しましょう。

▼今回ご紹介した動画はこちら
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