サッカー個人レッスン|低学年、幼稚園児にもできる!キック力の改善方法
【たった6分】低学年・幼稚園児のキック力が劇的に変わる!「魔法のステップ」練習法
「子供の蹴るボールが弱くて、コロコロとしか転がらない…」
「一生懸命足を振っているのに、全然ボールが飛ばない…」
サッカーを始めたばかりの幼稚園児や小学校低学年のお子さんを持つ親御さんにとって、「キック力」は最初にして最大の悩みの一つではないでしょうか。「まだ体が小さいから筋力がないのは仕方ない」と諦めてしまっていませんか?
実は、子供のボールが飛ばない原因のほとんどは、筋力不足ではありません。「体の使い方の原理」を知らないだけなのです。
今回ご紹介するのは、たった数分、ある「遊び感覚」の練習をするだけで、劇的にボールが飛ぶようになる驚きのメソッドです。動画の最後には、実際の指導風景もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧いただき、お子さんと一緒に試してみてください。
なぜ、子供のキックは弱いのか?多くの親が陥る勘違い
まず、なぜお子さんのキックが弱くなってしまうのか、その原因を正しく理解しましょう。
動画内で谷田部コーチは、キック力が弱い子供たちに共通する「間違った動き」を指摘しています[1]。それは、「助走の勢いを殺してしまっている」ことです。
よくある「飛ばないフォーム」
お子さんのキックをよく観察してみてください。蹴る瞬間にこんな動きをしていませんか?
- 助走をしてきたのに、ボールの手前で急ブレーキをかける
- 止まった状態で、足を大きく振りかぶってから蹴ろうとする
- ボールの下を蹴ろうとして、体がのけぞっている
多くの子供は、「強く蹴ろう」と意識すればするほど、足を大きく振り上げることに意識がいきすぎて、せっかくの助走スピードをゼロにしてしまっています[1]。これでは、足だけの力で蹴ることになり、重いボールを遠くに飛ばすことはできません。
キック力アップの鍵は「走り幅跳び」の動きにあり!
では、どうすれば小さな体でも強いボールが蹴れるのでしょうか。
谷田部コーチが提唱する解決策は非常にシンプルです。
「スピードを上げた状態で、ボールからできるだけ遠くから踏み込んで蹴る」
たったこれだけです[1]。
ここでイメージしてほしいのが、陸上競技の「走り幅跳び」です。
強いキックを生むためには、ボールを蹴るというより、走り幅跳びのように「踏み切って着地する」動きが必要になります。右足でボールを蹴る場合、動きのメカニズムは以下のようになります。
- 右足で強く踏み切る(ジャンプする)
- 空中で体を運び、左足(軸足)でドンと着地する
- その勢いと体重移動を利用して、右足を振り抜く
つまり、「右足踏み切り・左足着地」のリズムです[1][2]。
この体重移動と「振り子(クリコ)の原理」を使うことで、筋力に頼らずとも、驚くほど強いインパクトを生み出すことができます[2]。軽く当てただけでも、ドカン!とボールが飛ぶようになるのです。
しかし、理屈はわかっても、幼児や低学年の子供に「走り幅跳びのようにやってごらん」と言ってもなかなか伝わりません。そこで登場するのが、子供心理を巧みに利用した「ある特殊な練習法」です。
子供が夢中になる!「マーカー踏み踏み」トレーニング
子供に正しいステップを自然と身につけさせるために用意するものは、マーカー(または目印になるもの)を4〜5個だけです。
そして、指導の最大のポイントは、普段のサッカー練習では絶対にやらない「あえてマーカーの上を踏ませる」というルールにあります[2][3]。
あえて「踏む」ことの2つのメリット
通常、マーカーやコーンは避けて通るものですが、この練習ではあえて「マーカーを踏んで走る」ことを求めます。これには明確な意図があります。
1. 「いけないことをする」ワクワク感で集中力アップ
「普段は踏んじゃダメだけど、今日は特別に踏んでいいよ!思いっきり踏み潰して走ろう!」と言うと、子供たちは「え、いいの!?」と面白がって夢中で取り組みます[2][4]。この遊び心が、練習への集中力を高めます。
2. 強制的に「強い踏み込み」を意識させる
漠然と走るのではなく「物を踏む」というタスクを与えることで、地面をしっかりと蹴る(踏み込む)動作が自然と身につきます。踏むためには足をしっかり上げ、強く下ろす必要があるため、理想的なランニングフォームに近づくのです。
実践!お家でもできる練習セットアップ
それでは、具体的な練習方法を解説します。お家の中や庭、公園のちょっとしたスペースで実践可能です。
1. マーカーの配置と距離感
マーカーを一直線に4つ〜5つ並べます。
ここで重要なのが「間隔(歩幅)」の調整です。
子供の歩幅に合わせて置くのですが、最初は狭めに、慣れてきたら「少し足を広げるイメージ」で届く距離に調整してあげてください[3]。この「少し遠い」距離を一生懸命踏もうとすることで、自然とストライドが広がり、スピードに乗った助走が完成します。
2. リズムを口ずさみながら走る
右足で蹴るお子さんの場合、最後が「左足」で踏み込んで終わるように逆算します。
5個のマーカーを使う場合、スタートは「右足」からになります[3][5]。
右(ミギ) → 左(ヒダリ) → 右(ミギ) → 左(ヒダリ) → ズドン!(キック)
この「右、左、右、左」のリズムを口に出しながら、マーカーを「パン、パン、パン、パン!」とスピード良く踏んで駆け抜けます。
最初はゆっくりで構いませんが、最終的にはトップスピードで行えるようにしましょう。
親御さんが見るべき「たった1つの重要ポイント」
この練習をしているとき、お父さん・お母さんにチェックしていただきたいポイントが1つだけあります。ここさえ直せば、キック力は劇的に向上します。
それは、「最後の1歩(左足)が、しっかり前に出ているか?」です[4]。
キックが苦手な子の多くは、最後の左足を踏み込む位置が手前すぎています。
右足(蹴り足)のことばかり考えてしまい、軸足となる左足が体の後ろに残ったまま蹴ろうとしてしまうのです。これでは体重が乗らず、ボールは飛びません。
「右足よりも、最後の左足を前に出すんだよ!」
と声をかけてあげてください[4]。
マーカーを踏むことに集中していると、自然と足が前に出るようになりますが、最後の1個を踏むときだけは、思い切って遠くに踏み込む感覚が必要です。
これができると、体重がボールにしっかりと乗り、軽く当てただけでも「ドカン!」と重いボールが飛ぶようになります。
まとめ:たった6分でキックは変わる
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した方法は、難しい筋トレも、複雑な技術指導も必要ありません。
- マーカーを子供の歩幅より少し広めに並べる
- 「右・左・右・左」のリズムでマーカーを思いっきり踏ませる
- 最後の一歩(軸足)を大きく前に踏み込んで蹴る
たったこれだけです。
動画内でも言及されていますが、この矯正にかかる時間はわずか6分程度[5]。
幼稚園児や低学年のお子さんでも、その場ですぐに変化を実感できる即効性のあるメソッドです。
「マーカーを踏む」という遊び心を取り入れながら、正しい体の使い方(走り幅跳びのような踏み切り)を体に覚え込ませてあげてください。
週末の練習で試してみれば、次の試合やスクールで、コーチやチームメイトを驚かせるような強烈なシュートが決まるかもしれません。
実際の足の運びやリズム、コーチの具体的な声かけの様子は、ぜひ以下の動画で確認してみてください。百聞は一見にしかず、イメージがより明確になるはずです。
▼低学年・幼稚園児にもできる!キック力の改善(動画)
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