サッカー個人レッスン症例カルテ|小1 右利き「パスをつなぎたい」子が、オフザボール4パターンで“もらえる動き”を覚えた話

症例カルテ|小1(ポジション未定・右利き)

担当:谷田部真之助

1 基本情報

学年:小1

ポジション:未定

利き足:右

所属チーム所在地

(未記入)

個人レッスン実施場所

(未記入)

2 主訴(親・本人)

本人:パスをつないで前進するサッカーをやりたい。

親:「もらうためのオフザボール」がまだ不安。動きながらのパス精度にも不安がある。

3 症状チェック(現状のつまずき)

・パスをつなぐ意欲はあるが、受ける前の動きが曖昧で“もらえる場所”に入れない

・止まって受ける形に寄りやすく、動きながらのトラップとパスの精度が安定しない

・受ける瞬間の体の向きが整わず、次のプレー(つなぐ/運ぶ/打つ)に移りにくい

4 診断メモ(最初に見たズレ)

「パスサッカーをやりたい」という方向性は明確。ただし、つなぐために必要な“受ける前の準備(オフザボール)”が身体化されておらず、プレーが偶然に依存していた。

小1の場合、言葉で理解できても試合中に再現できないことが多い。そこで今回は「理解」より先に「型を身体で覚える」設計に切り替えた。

5 介入内容(処方とトレーニング)

① オフザボールの4つのパターンを学習し、体で覚える

・“どこに行けばもらえるか”を、4つの型として整理

・反復ではなく、状況が変わっても同じ型に戻れるように体の使い方ごと落とし込む

② ゲーム形式で再現→言語化→指示まで

・ゲームの中で4パターンを使い分けられる状況を作り、再現性を確認

・「今のはどの型?次はどこが空く?」を短く整理し、本人が味方へ指示できる段階へ

③ 動きながらの基礎技術を同時に修正

・動きながらのトラップ:足元に止めるではなく“次の一手が楽になる置き所”へ

・キック:当て方と振り幅の整理(強く蹴るより、狙った所へ通す再現性)

・体の向き:受ける前に半身を作り、次のプレーへスムーズに移行

6 Before / After(変化)

Before:受けるための動きが曖昧で、止まって受ける形になりやすい。動きながらのパス精度が不安定。

After:オフザボールの4パターンがゲームの中でも再現でき、さらに味方への指示まで出せるようになった。動きながらのトラップ・キック・体の向きが整い、パスのつながりが良くなった。

結果として、プレーの流れの中でシュートの当たりも自然に改善した。

7 親の声(コメント)

「本人がイキイキ動いていて、いい顔をしている」

8 専門家コメント(谷田部所見)

低学年で「パスをつなぎたい」という意思が出ているのは大きな強み。ここで大事なのは、技術練習を増やすことではなく、“受ける前の型”を先に身体化して、試合の中で迷いを減らすこと。

オフザボールが整うと、動きながらのトラップやパスの精度は後から一気に上がる。今回のようにゲーム形式で再現でき、指示まで出せるようになると、本人の自信と表情が変わるのが早い。

9 次の一段階(今後の伸ばし方)

・4パターンの使い分けを「相手の立ち位置」で選べるようにする

・受けた直後に、パスだけでなく「運ぶ/シュート」の選択も自然に出せるように整理

10 お問い合わせ

同じように「パスをつなぎたいのに、受け方・動き方が分からない」「試合で再現できない」と悩む場合は、お気軽にご相談ください。