対象:小学生低学年から中学生・高校生・社会人まで
難易度:☆☆☆☆☆(星5つ)
用途:主にロングキックに使う
特徴:遠くに高く飛ばすキック
長所:より正確にかつ楽に遠くにいる味方にパスを届けることができる。
短所:キック力=「筋力」と誤解がされがちでフォームが崩れやすく正しく正確に蹴ることができる選手は少ない
子供たちがあこがれるキックの一つ
いわゆる「ロングキック」です。
高く遠くへ飛ばせることが特徴のこのキックですが
遠くに飛ばしたい。だからこそ力を最大限抜かなければならない。
という頭と体がばらばらの矛盾の中で蹴っていかなければならないキックです。
そのため子供たちだけでなく、大人でも正しく蹴ることができる選手は少ないです。
高く遠くに蹴られれば・・・でいいのはいいのですが、正しいキックは相手が処理しやすい回転すらかかっています。
これがぐちゃぐちゃの選手は非常に多い。
セレクション会場で、周りが上手そう。ビビるなあ。と思ったらロングキックの蹴りあいを見てください。
いくらかっこつけていてもこの「インフロントキック」を見れば、レベルがわかります。
繊細さと相手への思いやり。など全てが現れてしまうキックです。
補足2023.1.27
インフロントキック、ご相談の形の多くは
ロングキック、キック力がない。ゴールキックが飛ばない。
蹴れるようになりたい。
という表現のご相談が多いキックです。
実はこのキック、難しいのが遠くに飛ばす。
というイメージが強いのか、たいていの子が
助走を長くとって、助走スピードを上げて、踏み込みを強く
全身を使って、力いっぱい、、、etc
実際にyoutubeでもほかの方を見ると間違いだらけのものが本当に多い
あれはたまたまああした人が蹴れただけの蹴り方。
こうした危機感からyoutubeを始めた私としては、ボールの回転やフォームに着目して
正しく蹴れる子を一人でも多く増やしたい。というのが思いなのです。
実は一番繊細なキックがインフロントキック
実はこのキックが一番遠くに飛ばすくせに「脱力」が求められるキックなのです。
さらに相手が止めやすいように。コントロールまでして、、、
となると親指一本と数センチ単位でボールに力を加える。
といったデリケートなキックでもあります。
そりゃあそうですよね。
数メートル先にいる相手が取りやすいように。というキックですから
出力した瞬間に間違った方向に力が加われば、数メートル先のズレといったら数メートル単位です。
だからこそ、丁寧にしっかりと正しいフォームを身に着ける必要があるのです。
ただし、ある程度基本的なキックなどを身に着けた先にあるキックなのは間違いありません。
これだけ、、、というのは他のキックなどを見たうえで個人レッスンでは段階を踏んでいます。
あらかじめご了承ください。
※よくあるロングキックをトラップで止めているスーパートラップ動画がありますが、
あの手の動画は蹴り手がこのキックをしっかり蹴れていることが前提です。
トラップが乱れるという方は相手のキックの質を疑う必要もあります。
2024.6月 追記
インフロントキックといえば、より正確に遠くにいる味方にパスを届けるからこそ、つい力が入りすぎてしまう人も少なくありません。
ロングキックといえば、とにかく力を最大限発揮するものだと間違えた解釈をしていて、大人であっても正しいフォームで蹴れていない人を多く見かけます。インフロントキックの繊細さを理解したうえで、丁寧にしっかりと正しいフォームでできるように練習しましょう。
インフロントキックに限らず、サッカーのスキルを上げるためには「基本のテクニック」を何度も繰り返し練習することが大切です。YouTubeでこの方法でインフロントキックが蹴れた!と紹介しているからといって正しいやり方とは限りません。
それぞれにあった練習方法もあるからこそ、まずはサッカー家庭教師の谷田部にご相談ください。適切なアドバイスで正しいフォームをお伝えします。
2024.9月 追記
インフロントキックが実は一番繊細であるとお伝えしました。遠くに飛ばすイメージを持ってしまう子どもも多く、全身に力が入りすぎている問題もあると思います。
助走をしっかりとって踏み込み、全身を使うなど間違えた方法で練習をしても、ケガの原因となります。
谷田部には「インフロントキックってボールのどこを蹴るの?」と相談されることも少なくありません。
サッカーでよく使われている蹴り方ではあるのですが、ポイントがわからないままになってしまうことも少なくありません。練習方法やコツが知りたい!と考えている人はサッカー家庭教師の谷田部にお任せください。