今日は強いシュートを打ちたい。という要望や声が非常に多いため
強いシュート打つために知っておくべきことや実際に間違いの横行が多い部分にスポットライトを当てて
書いていきたいと思います。
Contents
多くの人が持つ強いシュートへの誤解
強いシュートを打ちたい。という気持ちのために小学生や中学生、初心者は大きなキックへの誤解をもちがちです。
そのため今回はそうした誤解を解き
強いシュートを打てるための方法の話をしていきたいと思います。
小学生や中学生、初心者の中で常識だろ。とされている知識というのは本当になぜ全国共通であんなに間違っているのか?
というのも大人が実際に理解して整理できていないから、、、
というのが原因でもあります。
今日の内容は小学生の「理科」の授業が分かればわかる形で書いていきます。
間違った思考
まずは間違った思考を理解し消していくことが大切です。
理解さえして身体で覚えれば全ての記憶を消すことはないのですが、、、
修正が完璧になるまでは消す。くらいの気持ちでいいと思います。
強いシュートを蹴ろうとして間違いのままで起きるデメリット
強いシュートを蹴ろうとして間違えたままでいると起きるデメリットとしては、何よりも
怪我につながりやすくなる。
という点です。
そして、強いシュートにとらわれてばかりいると相手GKからも読まれやすくなります。
DFからもブロックされやすくなります。
強く蹴ろうとしてよくある間違った誤解の蹴り方
– 一種類でごちゃまぜの蹴り方
実際のシュートには、スピードを生かしたキックと腰のひねりを活かしたキックが存在します。
とにかく振り回したり、スピードを上げても踏み込んだりしてスピードを殺したり、めちゃくちゃなフォームをやっている子が非常に多いです。
ちゃんと理解してそれぞれの特性を生かした蹴り方と場面分けをすることが重要です。
力任せに振り回す。力を入れて筋肉を硬直させる。助走を長くとってとにかくスピードに乗る。
という形でシュート力を調整しようとする子が多いですが、実はそれぞれのやり方と考え方はその時点で間違っていることが多いです。
– 助走の長さ
助走は長ければ長ければ、、、という概念が強いようですが、実際の試合で使える場面はほぼありません。
いかにシンプルに最短助走でしっかり蹴れるか。ということを模索することが大切です。
– パワー&大きく振りかぶればいい
力いっぱい振りかぶれば強く飛ぶ
これはアニメや漫画からのイメージが強いと思うのですが、このキックを繰り返すと、腰やひざ、モモ裏を痛めるリスクが上がります。
普段の動きとは全く違う負担がかかるため怪我のリスクが上がるだけならまだしも
実際にはキーパーからも読まれやすいため、強く蹴れてもとられる可能性が上がります。
– ひねればいい
ひねるイメージ
腰を入れていかにも強いキックが蹴れそうですが、次の動きが遅くなる。
モーションが大きく相手からも止められやすくなります。
ひねるのはいいのですが、実はひねるタイミングが蹴った「後」ではないというのがポイントです。
強いシュートを蹴ろうとして正しいやり方で起きるメリット
怪我が減ります。
痛みが出にくくなります。
筋肉系の怪我、成長痛の痛み、かかとやひざの痛み
正しく行うと身体に負荷がかかりにくくなり、そしてキック力も増します。
力を抜いて強いシュートが蹴れるようになるのです。
そして何よりも、GKから読まれにくいシュートになります。
相手DFからのブロックもかいくぐりやすくなりゴールが生まれやすくなります。
正しい思考
強く蹴ろうとするにあたり、身体への負担をかけない。身体の動きに沿って素直に蹴る。
地球の重力や地球の力学を理解し、上手に身体を使うことで肉体に無理なく力の強いシュートやキックが蹴れるようになります。
強く蹴ろうとしてよくある正しい蹴り方
– 数種類ある蹴り方を学ぶ
蹴り方としては
◇スピードを重視した蹴り方
◇一歩で腰を入れた蹴り方
この二種類です。
間違っている蹴り方は大体これがごっちゃごちゃです。
– 正しいフォーム
めちゃくちゃな自己流よりもトップ選手(世界の一流)のキックをしっかりと見て学ぶこと。
身近な人の蹴り方はかなりの確率で間違っているものが多いです。
参考にするにしてもやはりお手本は世界のトップ選手を見てほしいと思います。
– スピード
ボールに触る瞬間だけスピードがあればいい。
これが極論です。走っている状態であれば助走で止まらず走り切るイメージ
または一歩であれば、低く早く強く遠くから踏み込むイメージ
この二種類を使い分けることが大切です。
– コンパクトな振り
強いキックを試みて地面を蹴ってしまう。そしてけがをする。
足首を痛める。トラウマになってますます変な蹴り方をする。よくある話ですが、
ボールの中身は空気です。触れば飛びます。
丸い形で触れば前に転がりたい。という構造です。
小さく正しく触って上げれば充分に強いキックは飛びます。
– ひねらない腰の入れ方
最後に腰をひねる必要もありません。
最初に腰をひねる。これが正解で最後に腰をひねる。は間違いです。
最後はシンプルに歩く形で足を前に出す。これだけで十分です。
この形で怪我をする心配というのはほとんどありません。
インステップで地面を蹴ってしまう。というのはこの形をぜひ試してほしいと思います。
人間が歩いて前に進むときにはしっかりと体重がかかります。
下記のインステップの蹴り方。を参考にしてもらうとそうした正しいフォームの強いキックの蹴り方というのはわかると思います。