状況
学年:小学校3年生
サッカー歴:小学校低学年から
期間:継続中
頻度:週1回から隔週
性別:男の子
依頼内容:サッカーを始めたが基礎的な部分と「高いボール」を怖がるのを直したい
担当:谷田部
相談内容
サッカーを始めたが
特に気になるのが
・高いボールの処理
・ボールを怖がって避ける
これを直したい
改善内容
高いボールの処理
ボールを怖がって避ける
ボールが当たると”痛い”という感覚があるため起きている状況
特に腰から上の
お腹と顔に当たることに関する恐怖感が邪魔をしているため
顔やお腹に当たらない方法をレクチャーし理解→実践→確認→納得
次にボールを胸やももでコントロールする際にある程度の”痛み”は伴いことを前提として
ある程度サッカーをやっている選手やプロ選手が
「当たり前にやっている痛み緩和方法」を伝授
この方法はサッカーをやっている人は本人すら気が付いていないこと
ほぼ100%テレビの映像でも移っているにもかかわらず見落としている
【盲点】の伝授
この案件のポイント
コーチやサッカーを長年やっている人は
”当たり前”
だとしても初めて行う初心者や低学年は
まだまだ経験値として知らないテクニックは多数存在します。
むしろ経験の中で自然と身に着ける。
という部分すらも”言葉”にしてしっかりと身に着けさせることで
「効率的」かつ「即効性」のある解決方法を提示することができます。
これは技術を言葉にしようとし続けている「経験」があるからこそできることです。
補足2023.1.18
高いボールの処理が怖い。
その処理方法。対応策というのは
これを書いた当時2019年4月9日
の当時よりもやりようが以前に比べてかなりの数が出来上がっています。
浮き球の処理で困っている子が本当に多いというのが手に取るようにわかりますよね。
それ以上に気になるのはこの当時よりも高いボールを蹴るゴールキーパーが減ってきた。
というのも最近の傾向です。
スペインのポゼッションサッカーが入り、キーパーからつなぐ子が増えた。
さらにはロングキックを蹴れる子も減ってきた。
さらにもう一つは、「ボールを純粋に怖がる。」とうご相談も減少傾向にあるように感じます。
youtubeでボールを怖がる。の対応方法や浮き球の処理をアップし続けたというのも要因の一つかもしれません。
とはいっても様々な悩みの陰にさらっと「ボールを実はビビっている」というのが見え隠れする子はかなりの数います。
そうした子たちの最近の対応方法は「シュートブロック」が最新でしょうか。
怖い。と感じるのは
やはり落下地点や目が慣れていないために、顔に当たったことがある。
というトラウマが一番大きいでしょうか。
あとは中途半端な気持ちでやってしまうと痛みは倍増します。
ある程度の痛みは覚悟で散らす他ない、、、というのが究極ですが、、、
ヘディングやゴールキーパーの横っ飛び含め、ある程度の痛みというのは切っても切り離せません。
その痛みというリスク以上に得るもの。リターンは何なのか。を理解し、覚悟を決めていくこと。
もっというと中途半端な技術をやっているともっと痛みが出る可能性があることの理解。
これが最低限の”安全な”痛みになるという覚悟と慣れを少しでも早く知ることで
低学年でも落ち着いて高いボールの処理は行えるようになります。
大人であってもあまりの高さから降ってくるボールが怖いのは一緒です。
ヘディングでキーパーのボールを返すのは集中していないと痛くて仕方ありません。
どうしても本能的なものは仕方ありません。
だからこそ、そうしたものにどのように向き合っていくのか
これが出来ればどれだけ有利になるのかを理解して日々トレーニングをしていくといつの間にか出来るようになります。