【サッカー】実戦的なドリブルの仕方とその練習法


ドリブルの練習法

前回は基本的なドリブルの仕方を解説しましたが、今回は実戦的にどんなドリブルが必要か、そしてそのための練習法などを解説します。

【コツ】シュートに行くために必要なドリブルスキル

「アウトサイドのドリブル」で「直線的に進むことが出来る」と、シュートまでスムーズに進むことができます。

 

と言うのも、シュートを打つ時はボールを体の外側に置くのですが、インサイドのドリブルよりもアウトサイドのドリブルの方がボールを簡単に外に置くことが可能だからです。さらにアウトで出してからのシュートは動きが小さく、相手からするとタイミングがわかりにくいので決定力も上がります。

 

この「直線的アウトサイドドリブル」の練習方法としてはコートのセンターラインなどを利用して、ライン上をまっすぐにドリブルしてみるといいでしょう。

 

【基本】1対1でのドリブル

相手ディフェンダーと1対1になった時のドリブルの仕方を紹介します。

 

まず悪い例としては、相手に一直線に向かって行って戦いを挑むことです。確かにフェイントなどを使って相手を抜くのはサッカーで最もダイナミックな瞬間の一つですが、それ以上にサッカーの最大の見せ場はゴールを奪うことです。1対1で戦わなくてよければ戦わないのが一番です。最善はドリブルで相手を「避け」てゴールが見える場所へ行きゴールに直結する動きをすることです。

 

 

【練習法】カラーコーンを使った練習法

相手を避けるドリブルのためのカラーコーンを使った練習法を紹介します。

 

5、6本のカラーコーンの間をチョコチョコとボールを触るようなドリブルではなく、アウトサイド→インサイド→アウトサイド→インサイド→アウトサイドでカラーコーンを避けるようなドリブルを練習します。最後はアウトサイドで出してシュートで終わるように。ポイントは「アウトサイドで転がしインサイドで止める」イメージです。

 

これが出来たら次はダブルタッチで前に出す→ダブルタッチで前に出す…のドリブル練習もやってみてください。

 

【コツ】ドリブルの加速をつけるには…

ドリブルを開始する時の加速について説明します。谷田部はアウトサイドでボールを出してスタートしますが、その時にパッと体を沈め、次の瞬間進行方向に体を開くようにして加速しています。スタートが遅いと思われる方はぜひ参考にしてください。

 

まとめ

ドリブルで「相手を抜く」は、谷田部流に言えば「相手を避け」「ゴールへ向かう」ことです。「ボールを持って相手と勝負する」ことではありません。抜くことばかりを意識せず、ゴールへの選択肢の一つとしてドリブルを考えてみてください。

2024.6月 追記

実戦的なドリブルでは、1対1で無理に勝負しようとするのではなく相手を抜けてゴールに向かうという考え方を、常に念頭に置くようにしてください。ドリブルは、子どもたちの創造力を引き出すことにもなり、上達することで自分の自信になります。

ドリブルの練習をすることで、ボールコントロールの重要性を覚えることにもなり、より難易度の高い技術を学ぶうえでの基本となるものです。攻めるタイミング、パスするタイミングという基本的な戦術を判断して学びます。特に子どものうちは、自分の精神力を鍛えることにも繋がるからこそ、まずは継続していきましょう。

以前紹介した基本でも、ドリブルについて詳しく説明しています。基本がしっかりと身に着いたら、実践的な練習を行うようにしていきましょう。

特に初心者のうちは、ドリブルをしているときに視線を下げたままになってしまい、上を向けません。下を見ないと不安だと思ってしまう子どもにとっても、練習方法によってはまっすぐ前を見てドリブルができるようになります。

ドリブルについてもっと知りたい人は、谷田部にご相談ください。

2024.8月 追記

ドリブルとは、相手を抜き去るものというイメージを持っているかもしれません。でも、実際の試合ではボールをあらゆる方向に運ぶのがドリブルでもあり、ピッチの上ではいろいろな活躍を見せます。基本だからこそ難しく奥深いものですし、サッカーの技術の差として出てきます。

また、ドリブルが一定のスピードでするだけでは相手も対応しやすくなってしまうので、突破できなくなってしまいます。ゆっくりとしたドリブルのあとに、一気にトップスピードに持ってくるなどボールの速さにメリハリをつけることで突破できる可能性を高めます。

ドリブルにはたくさんの練習方法があるので、まっすぐドリブルするだけでなく、四角形や三角形のライン上をドリブルするなど練習内容を工夫してみてください。1:1の突破練習も実践に近い形でできるのでおすすめです。ドリブルの練習を何度も重ねつつ、局面を打開するときにも活かしていきましょう。

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