個人レッスン症例カルテ|中3 サイド(右利き)スペイン留学予定|海外の削り対策と壊されないプレイ設計

担当:谷田部真之助

1 基本情報

中3/サイド/右利き/スペイン留学予定/プロ志望

所属チーム所在地

愛知県名古屋市

個人レッスン実施場所

愛知県豊田市

2 主訴(親・本人)

親:課題はお任せ
本人:スピードはあるが、海外だと壊されるのが怖い。対策ができていない

3 症状チェック

・スピードは武器だが、強く削られる状況への想定がない
・海外基準の強度(当たり、削り、プレス)でプレーが崩れるリスクが高い
・削られ対策、削られた際の対応(受け流し・いなし・回避)が未学習
・怪我をすると競技人生が大きく止まるという不安がある
・強度の高い局面での判断速度、反応、対応力が足りない

4 診断メモ(最初に見たズレ・違和感・気になった部分)

「速い=勝てる」という武器がある一方で、海外で起きやすい“削り”や“強い当たり”の局面を前提にしたプレー設計がまだ入っていない。
結果として、強度が上がった瞬間に「壊される」不安が先に立ち、判断・タッチ・身体の使い方が遅れやすい土台がある。
つまり課題はスピードそのものではなく、スピードを“壊されない形で出す”ための準備と、削られた瞬間の処理を身体に入れていく必要がある。

5 観察ポイント(3つ)

1. 強く当たられる瞬間の体の向き(受ける角度と重心の置き方)
2. プレスの中での「見る→反応→触る」の速度(動体視力と反応)
3. 削られる想定がある時と無い時での判断の質(メンタル安定と選択)

6 分岐チャート(もし○○なら→□□)

・もし「当たられても体が耐える」ではなく「いなしてズレる」感覚が入れば → 怪我リスクが下がり、スピードが武器として残る
・もしプレス局面での視野と反応が追いつかないなら → “触る前の準備(見て決める)”をゲーム形式で反復し、瞬間対応力を上げる
・もし削りの想定が薄いなら → 具体的な“海外で起きる削りパターン”を先に知り、回避と受け流しの選択を増やす

7 介入内容(やったこと)

・強く当たられる際の体の「いなし方」:真正面で受けず、角度と重心でズラして被害を最小化する動き
・プレス下の対応:瞬間ごとの動体視力と反応対応力を上げるためのゲーム形式トレーニング
・海外で起きやすい削りの技術(想定されるパターン)を提示し、削られる側としての回避・受け流し・処理を実技で学習
・肉体的にも精神的にも折れないために、「起こり得る」を前提化し、怖さを減らすプレー設計を導入

8 Before / After

Before:スピードはあるが、削られる想定がなく、強度が上がった瞬間に壊される不安が先に立つ状態
After:「こういう削りが起きる」「こう来たらこう処理する」という想定が増え、強い当たりの局面でも落ち着いて対応する土台ができた

9 親の声

海外での強度が心配でしたが、具体的に何が起きるかと、どう対応すればいいかが整理されて安心しました。

10 専門家コメント(谷田部)

海外で通用するかはスピードの有無ではなく、「強度が上がった時に壊れない設計」が入っているかで決まります。
削られること自体をゼロにはできません。だからこそ、削られた瞬間の受け流しと、プレス下での瞬間対応力を先に入れておく。
想定が増えるとメンタルが安定し、スピードは“怖さ”ではなく“武器”として残ります。

お問合せ

海外基準の強度で「壊されない」ための準備は、才能よりも先に入れるべき技術です。
削られ対策、プレス下の対応、強度の中での判断と身体の使い方を整えたい方は、お気軽にご相談ください。