サッカーの守備ですぐに抜かれる。
最近の個人レッスンで教えている前に受ける相談として非常に多いご相談です。
ではなぜ簡単に抜かれてしまうのか?
今日はそうした観点から考えていきたいと思います。
単純に抜かれる。と言っても
スピードでぶっちぎられるのか?
足を出すのか?
逆を突かれるのか
などサッカーの中の言葉の表現の定義があまりに広すぎます。
今日は一般的な個人レッスンで実際に見て、改善するポイントをいくつかに絞ってお話していこうと思います。
相手に突っ込むときのスピードは?
とにかく相手に突っ込むスピードは、恐る恐るではいけません。
しっかりと相手に突っ込んで”プレッシャーをかける”
言葉通り、そのスピードがプレッシャーになるように走って
突っ込む必要があります。
このスピードは単純に足の速さだけではない。というのも重要な要素です。
次の段階としては、相手も前で止まる。という要素も盛り込まれるため、
止まることを頭の片隅に置き始めるとやはりスピードを出しづらくなってしまうからです。
止まることがちらつくと止まることに自信がないとスピードが出せない。止まることも大切な技術となります。
そのためしっかりと止まるタイミングとその距離感を意識することが大切になります。
相手との距離は?
理想は、相手に手が届く距離。
これが理想です。
近すぎたらプレッシャーをさらにかけて奪いにかかる
見ている場合ではありません。
距離が上手く詰められなかった場合はじりじりと詰め寄りチャンスをうかがいます。
いつ止まるの?
プレッシャーをかけて、止まるタイミング。
なんとなく、、、では相手の思うつぼです。
相手がボールを触った瞬間
これが基本中の基本ですが、
ボールを触っただけでは少し弱いです。
ボールを触って、相手の目がこちらを見たとき(認識した時)
ボールにしか余裕がないと、ボールしか見ていません。
ボールだけでなく、こちらの様子をうかがえるようになると相手はアクションを起こします。
このタイミングで止まること。これが応用編です。
止まり方
止まり方としては、前のめりや後ろ体重ではダメです。
次の動きが鈍くなるからです。
腰の上に上半身を乗せる
背骨はまっすぐに、、、
重心を下げるイメージです。
バタバタとステップを何回も踏んだ止まり方や滑るような止まり方。
上半身が流れるような止まり方などは論外です。
そんな止まり方を相手は見逃しません。
いい姿勢になられる前に勝負は着いてしまいます。
どうしてもできない場合、低学年や幼児にもおすすめの練習方法とイメージ付けは
こちらの動画で
どうやって下がるの?
下がる際のステップワーク、単純にバックステップというわけではありません。
相手に近い方の足のつま先を前に向け、親指の裏を使えるように、軸に出来るように使いながら
足幅を変えないように下がっていくこと。これが重要です。
この時もあくまでも腰の上に上半身を乗せる。
というイメージ。いい姿勢のイメージが大切です。
わかりやすく言えば、ボクシングのファイティングポーズ
あれを常に取り続ける。そんなイメージです。
基礎の総まとめ動画
守備で抜かれる。というのにはいろいろな要素があります。
簡単に足を出すから、、、と言ってしまえばそれまでですが、
足を出す前の段階で多くの修正店がある。というのが実は守備の難しいところです。
単純に抜かれる。
という以前に、
相手への突っ込むスピード
距離の詰め方
止まり方
いつ止まるのか
下がり方
様々な要素をもう一度じっくりと修正し行くこと
守備の場合は単純に身体操作でしかない。ということから いくらでも改善の余地があります。
もっと言うと、目の能力も求められます。
スピードの中での処理と判断が求められるからです。
2024.6月 追記
守備で抜かれるのはどうしてなのか?がわからないと対策はできません。守備で突っ込むときに、勢いが出せない子どももいます。
時代の変化によっても変わる部分なのですが、ひと昔前であれば簡単に足を出さず、飛び込まないほうがいいという指導もありました。
今は、海外サッカーを見る機会も増えているからか、積極的にとりに行く人が増えています。
守備ではとにかく突っ込む勢いで、相手を攻めてプレッシャーをかけられるようにします。スピード感だけの問題ではなく、自分に自信をもてるかどうかも課題となってきます。
相手に届く距離まで近づき、ボールを触って相手があなたのことを見たときに止まります。タイミングも大事ですが、相手の様子をうかがう余裕も持てるようになると守備が変わってきます。
谷田部が紹介している動画を見てもらえればイメージできると思います。わからないことがあれば谷田部にお問い合わせください。