サッカー個人レッスン| 高いボールの処理のコツ

高いボールの処理は、才能というより「触る前の準備」でほぼ決まります。
今回の個人レッスンでもまさにそこが原因で、本人は一生懸命やっているのにミスが続いていました。

この記事では、実際のご相談内容と改善の考え方をまとめつつ、現場で行った修正ポイントを紹介している動画をご案内します。


高いボールが苦手な子に起きていること

高いボールの処理が苦手な子は、ボールが来てから慌てて「当て方」だけをどうにかしようとします。
でも本当の原因は、ほとんどの場合ここです。

1 予測が遅い(落下地点に入れない)
2 体の向きが悪い(次のプレーに繋がらない)
3 目線と首が止まる(最後に見失う)
4 足が止まる(当てるだけになって弾く)

つまり「トラップ技術」ではなく「準備の技術」の問題になっているケースが多いです。


個人レッスンでの相談内容と改善の方向性

ご相談はシンプルで、
「高いボールが来ると怖がって弾いてしまう。収まらない。次に繋がらない」
というものでした。

そこで最初にやったのは、フォームを直すことではなく、
処理の前にやるべき順番を整理することです。

順番はこれだけ。

1 最初の一歩を外す(落下地点に先に入る)
2 体の向きを先に作る(次に出したい方向を確保)
3 触る瞬間だけ力を抜く(弾かず吸収)

これが入るだけで、同じ子でも一気に安定します。


家でできる練習方法(回数より「ハマった感覚」重視)

練習は数をこなすより、正しい感覚に入ったかどうかで判断してください。

1 落下地点に入る練習(予測と一歩目)

やり方
軽く上に投げて、落ちる場所に先に入って待つ。
ポイント
ボールを追いかけない。ボールの下に先回りする。

ハマったサイン
「待てる」「体が浮かない」「慌てない」が出たらOK。

2 体の向き作り(次に繋がる準備)

やり方
上げたボールを処理する前に、次に出したい方向へ半身を作る。
ポイント
胸で受ける、足で受ける以前に“向き”で勝つ。

ハマったサイン
トラップ後に顔が上がりやすくなる。

3 力を抜く吸収(弾かない)

やり方
ボールが当たる瞬間だけ、足首や胸の力を抜いて吸収する。
ポイント
硬いまま当てると必ず跳ねる。抜くのは一瞬だけ。

ハマったサイン
音が静かになる、ボールが足元に止まる。


よくあるNG(ここで崩れやすい)

1 ずっとボールを見続けて首が固まる
2 当てる部位ばかり気にして、落下地点に入れない
3 強く止めようとして逆に弾く
4 処理の後のプレー(次に何をするか)が決まっていない

「止める」ではなく「次へ繋げる」ための準備が先です。


動画で実際の改善ポイントを解説しています

今回の内容は、実際の個人レッスンでのご相談をもとに、
高いボールの処理が安定するための考え方と修正ポイントを動画でまとめています。

下の動画からご覧ください。


うちの子の場合はどう直すべきか迷ったら

高いボールの処理は、原因が子どもによって違います。
目線なのか、体の向きなのか、予測なのか、力みなのか。
ここを外すと、頑張っても改善しません。

個別の状態に合わせて「ズレの正体」を見立てて整えていくので、気になる方はお気軽にご相談ください。