試合で力を出せない選手の改善症例
小学生/ミッドフィルダー

原因が分かれば、直す順番が見えてきます。
このカルテは、悩みを「技術不足」で終わらせず、最初に直す原因、数分で体感した変化、定着させる方向までを見るための記録です。
何ができないかではなく、なぜそうなるかを見る。
最初に変化が出る一点を選び、その場で感覚を変える。
変化した感覚を、別の技術と試合の場面へつなげる。
相談内容
小学5年生サイド|試合中、サイドのライン際に張ったまま動けず、棒立ちになってしまう。ボールに関われない時間が長い。
同じ症状で悩んでいませんか?
- 試合でボールが来ない
- ドリブルで抜けない
- キックが飛ばない
- 足が遅い
まずは原因を診断してください。
症例の改善イメージ
実際の選手名・学校名・チーム名が分からないよう、匿名症例用のオリジナル画像で構成しています。



基本情報
この症例の見方
相談内容
試合中、サイドのライン際に張ったまま動けず、棒立ちになってしまう。ボールに関われない時間が長い。
原因
結論:原因の中心は「動き方がわからない」。 その結果として、次の2つの“思い込み”が合体して固まっていた。 サイド張り張り症候群:サイドは「張って待つ場所」になっている 歩くの怖い症候群:動く=走らなきゃいけない、と思い込み、動き出し自体が怖い 本来、オフ・ザ・ボールの動きは「走る」だけではなく、角度を作る・パスコースを作る・相手の視界から消えるなど、情報と駆け引きが中心になる。動き(とくにサポートとオフ・ザ・ボール)はパスコースを作る目的があり、動けないとチームが予測されやすくなる。 5. 介入(その場で入れた処方) 処方①「3秒以上、同じ場所に止まらない」 棒立ちを壊す最短ルールとして、まずは停止時間を断つ。目的は“走らせる”ではなく、“景色を変える”こと。 処方②「体の向きを保ったまま“歩いて”角度を作る」 「動く=走る」を解体するため、歩きに意味を持たせた。ポイントは、ボールを受けるための体の向き(オープン)を維持しながら、半歩〜数歩で立ち位置を変えること。ボールを受ける前のスキャン(周辺確認)と体の向きは、受けて前進するための土台になる。 処方③「相手の“前”でもらう癖を修正(正々堂々症候群の解除)」 相手の前に立って受けると、受けた瞬間に1vs1で勝負しなきゃいけない気がして怖くなる子が多い。そこで、 「背後でもらうのはズルではなく、駆け引きであり技術」 に変換。相手の視界を意識し、気配を消して背後で受ける“置き去りの受け方”を導入した。 処方④「間(ライン間)で受ける:サイドの応用」 サイドに張る・中に入るを二択にせず、「ライン間で受ける」へ接続した。ライン間で受ける練習は、前進と関与を増やす定番テーマ
改善内容
処方①「3秒以上、同じ場所に止まらない」 棒立ちを壊す最短ルールとして、まずは停止時間を断つ。目的は“走らせる”ではなく、“景色を変える”こと。 処方②「体の向きを保ったまま“歩いて”角度を作る」 「動く=走る」を解体するため、歩きに意味を持たせた。ポイントは、ボールを受けるための体の向き(オープン)を維持しながら、半歩〜数歩で立ち位置を変えること。ボールを受ける前のスキャン(周辺確認)と体の向きは、受けて前進するための土台になる。 処方③「相手の“前”でもらう癖を修正(正々堂々症候群の解除)」 相手の前に立って受けると、受けた瞬間に1vs1で勝負しなきゃいけない気がして怖くなる子が多い。そこで、 「背後でもらうのはズルではなく、駆け引きであり技術」 に変換。相手の視界を意識し、気配を消して背後で受ける“置き去りの受け方”を導入した。 処方④「間(ライン間)で受ける:サイドの応用」 サイドに張る・中に入るを二択にせず、「ライン間で受ける」へ接続した。ライン間で受ける練習は、前進と関与を増やす定番テーマ。 処方⑤「突然出てきて受ける」 “横切りながら見えている状態”で受けようとすると潰されやすい。相手の視界の外から、タイミングを合わせて「突然出てきて受ける」形へ。これは結局、相手を見る・味方を見る・スペースを見る(スキャン)に戻る。
改善結果
Before サイドに固定され、棒立ち時間が長い 動く=走る、と思い込み動けない 相手の“前”で受けたがり、受けた瞬間に苦しくなる
J下部組織・トレセン・MLS NEXTを目指す選手へ
Jリーグ下部組織、トレセン、高校セレクション、海外のMLS NEXTのような環境を目指す場合、見られるのは「得意技があるか」だけではありません。判断の速さ、身体操作、プレースピード、ボールを受ける前の準備、試合で同じプレーを再現できるかまで整理しておく必要があります。
保護者の声
公開許可の範囲で匿名化して掲載しています。
試合中、サイドのライン際に張ったまま動けず、棒立ちになってしまう。ボールに関われない時間が長い。
匿名化済み同じ症状の症例
中学2年生フィールドプレーヤー|全国大会出場レベルの環境で、ボールを受けても次のプレーにつながらず、プレッシャーを受けやすいを改善した症例
ボールを受けやすくなり、プレッシャーを受けにくくなった。ファーストタッチで前進できる場面や相手を外せる場面が増え、プレーに再現性が生まれた。フィジカルコンタクトへの不安が減り、接触時の安定感、ボール保持能力、プレーの余裕が向上した。当たり負けや無理な力みが減り、プレースピードを維持しやすくなった。試合中にバタバタする場面が減り、判断が整理され、自信も向上した。練習テーマを自分で持てるようになり、サッカー理解が深まっている。
小5FW / サイド / 中盤|ボールをもらえない(パスをもらえない) 試合で消える(存在感が出ない) 守備で奪えない、カット(インターセプト)ができないを改善した症例
Before:受ける技術はあるのに、待ちの姿勢で出し手が出せない場面が多い。背負うと体で負けやすい。守備が「取りに行く」一択でカットが起きない。 After:出し手が出しやすい立ち位置と動き出しが増え、受ける場面が明確に改善。背負う局面でも体の当て方と受ける位置が変わり、負けにくくなった。守備はカットの狙いが持てるようになり、修正の手応えが出た。 7. ご家庭での取り組み(回数ではなく「ハマり」で判断) 受ける前に「見る」:ボールが来る前に、出し手と相手の位置を確認して半身を作る(感覚がハマるかを重視) 背負いの型づくり:相手に触られる距離で受けない。触られない距離に立ち、必要なら一歩ずれて受ける 守備の型づくり:ボールを奪う前にコースを消す。カットは「出た瞬間」を取る(焦って突っ込まない)
中学2年生DF|・簡単にダラダラと下がりすぎてしまい、守備のブロックをしっかり作れていない ・裏を取られやすく、ドリブルで左右にひっくり返される場面が多いを改善した症例
Before:ズルズル下がりすぎてブロックが作れない場面があり、裏を取られたりドリブルで左右にひっくり返される場面が多かった。 After:守備ラインの基準ができ、安定感が増した。見た目(ビジュアル)的にも「上手いCBの雰囲気」が出てきた。ボール保持でも相手に奪われにくく、詰められにくい持ち方でビルドアップでき、状況によっては攻撃参加まで繋げられるようになった。 7. 周囲の声 相手のお父さんから「かなり雰囲気出てきましたよね。いい感じですね」と喜びの声をいただいた。
関連FAQ
ボールに関われないは個人レッスンで改善できますか?
はい。まず原因が技術、身体操作、判断、準備、メンタルのどこにあるかを整理することで、改善の順番を作れます。
同じ悩みでも原因は同じですか?
同じ悩みに見えても原因は選手ごとに異なります。谷田部の個人レッスンでは、表面のミスではなく根本原因を確認します。
同じ症状で悩んでいませんか?
- 試合でボールが来ない
- ドリブルで抜けない
- キックが飛ばない
- 足が遅い
まずは原因を診断してください。

