なかなか上手くならないのは”なぜ”なのか?


こんにちは
谷田部です。

日々の個人レッスンでなかなかチームで上手くいっていない
なかなか一つ一つが出来るようにならない子たちを教えている日々の中で思うのは

うちの子才能がない?
自分は才能がない。
と思っている親御さんとお子さんが非常に多いということ

もちろん、何事にも”センス(才能)”という言葉が使われますが、
継続し、壁を打ち破る力も””センス(才能)””と考えている谷田部からしたら
出来ないこと自体に原因と理由が必ずあります。

上手くならないには理由がある

幼稚園や後から始めてサッカーが上手くならない。
そう言うお悩みや数多くいただきますが

一体何が違うのでしょうか?
上手くならない中には「運動神経」以上に大切な要素。原因と理由があります。
今回はそうした点について書いていこうと思います。

なかなか上手くならない子とあっという間に上手くなる子の差とは

すぐに上手くなる子の場合
なかなか上手くならない子の間には大きな差があります。

それは”観察眼”です。

いくら運動神経が良くても、「見て盗む」と言う力がなければ、真似のしようがないのです。
事実個人レッスンの時にまず最初に見るのがこの力です。

中には運動神経だけで”観察眼”を度外視の規格外もいますが
基本的になかなか上達しない子は、”観察眼”から意識して身につけていく必要があります。

運動神経よりも大切なもの

運動神経以上に普通の人が勝ちに行こう!
と思ったらこの

”観察眼”を用いて
ポイントを見つけ
ひたすら反復

と言う構図が手っ取り早いです。

これがいわゆる【正しい努力・正しい継続】につながります。

観察眼を本気でつけるためには

これが一番難しいかもしれません。
観察眼をしっかりと磨くためにはまず最初に

出来ない自分を受け入れる。
という作業が必須です。

まず、出来ない自分。を受け入れて初めて
出来る人。をしっかりと直視することが出来ます。

これは考え方次第ではプライドが邪魔をし、非常に難しいことです。
他のことが出来ている。というのはそれはそれですが

こうした場面では謙虚に、初心に帰って焦らず、、、
というのがお友達との関係や親御さんにいい格好をしたい。という思いからも
とても苦戦する場面なのです。

「できない」はカッコ悪いことではない

誰しもが新しいことをする。出来ないことを改めてチャレンジする。
ということは必ずあります。

出来ない。ということを居直って真摯に向き合う姿勢というのは
かっこ悪いことではありません。
小学生や中学生くらいだとこうした部分がどうしても理解できていない子が多いように感じます。

「出来ない」を一生懸命→「出来るようにする」という行為は実はかっこいいんだ。
泥臭さはかっこいいということ。

全てがスマートにできてきた人はいません。(ごく稀に存在しますがw)
たいていの人が出来ずに乗り越えてきた人ばかりです。

だからそうしたメンタリティを私谷田部とともに見直し、構築することが大切なのです。

下手な子はまずここから

そのうえで、正しい努力や正しい継続の方法を知ったら
結果に直結する方法です。

上手い子たちは
結果に直結する=勝つ=楽しい
の構図を体で覚えています。

だから練習という努力が苦ではなく自然と反復をしています。

なかなか上手くならない子は
結果に直結するような正しい努力と継続
から始める必要があります。

【勝つ=楽しい】を体感することで
今現在上手い子と同じ土俵に上がることができるのです。

まとめ

なかなか上手い子は、成功体験を少しでも早くすることが大切です。
そう

観察眼・正しい努力・正しい反復・勝つ
を通して・・・

小さな手応えの連続で自信も身につきます。

やり方次第でその結果はすぐにでも出すことができるのです。
1人でも多くのお子さんが、現況を打破することを祈っております。

 

補足:2023.7.14


なかなかサッカーが上手くならない。とは
今も昔も結局はやり方が間違っている。

ということ。これが理由でしかありません。
やり方を教われば上手くなるのか?
と言えばそうではありません。

なかなか上手くならない。というのは病気がなかなか良くならない。
というのと同じように考えてみてください。

薬の成分だけ聞いてどうにか治療→完治まで行くでしょうか?

薬の投与の仕方も大事ですが、本当にその症状にその薬が効くのかすらもわからない人が
それを使う。よくならないだけならまだしも副作用が生まれても何も生まれません。

サッカーの場合もそれと同じで、上手くならないどころか大きな副作用が生まれることの方が多いのです。
谷田部の個人レッスンの動画を見て、真似してたまたま上手くなった。という話はよく聞きますが
あれはあくまでも切り取りです。
もっと前の段階の段階で色々な本人の状況や話を聞いて、状態を見た上で上手くなったよ。
という方法を出しているにすぎません。

誰しもに効くということでも、それさえやれば上手くなる。というわけではないのです。
的確に上手くする方法を常にその子に合わせて構築していきます。
まずはお気軽にご相談ください。

2024.5月 追加

サッカーが上手くなるためには”観察眼”が重要であるとお話ししました。子どもでできない自分を受け入れるという作業は意外と難しいもので、プライドが邪魔をしてしまいます。

特に8歳頃まではボールに対して強い独占欲を持っている時期です。9歳頃から、味方にパスすることができるようになり、状況を読めるようになっていきます。

なかなかパスをしない子どもに、無理やりパスを教えこむ方法では、選手らしさを伸ばす観点で考えてもいいことではありません。

また、観察眼は子どもだけでなく、指導者側にも求められることです。子どものサッカーの理解度に合わせて「いつ」「何を」教えるか考えていきます。選手の成長に気付き適切な指導を行うのも観察眼です。

なかなか上手くならないと焦りも出て来てしまいますが、結果に直結するような正しい努力や継続を忘れずに行うようにしていきましょう。

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