小学校6年生-野球からの転向→セレクション合格

状況

学年:6年生
サッカー歴:0年
期間:約2か月
頻度:週1回
性別:男の子
依頼内容:セレクション合格と基礎技術の習得
担当:谷田部

相談内容

小学校6年生まで野球をやっていたが、中学校よりサッカーへの転向を本人が希望
2か月後にせまるセレクションへの対策希望
ということでお母さまからのご相談

改善内容

運動神経は比較的良かったことから
まずはサッカーの基礎となる考え方を注入

基礎的なキックとトラップやドリブル
以上に本人の個性を生かしたチームへの貢献できるプレーを徹底

そのあとから細かなインサイドやトラップ、ドリブルなどの反復をこなしました。
何よりも野球で培った似ている動きを駆使して、それをサッカーへ発展させることで
一気に時間を短縮

【結果】
結果的には合格することができました。

この案件のポイント

絶対的に時間のない中でのセレクション対策
しかもサッカー歴は遊び程度ということでしたが

時間のない中で本人の野球で培っていた
「姿勢」「足の運び」「上半身の使い方」
など今あるものを駆使した上での改善

何よりもチームに入った時の「動き方」「ポジショニング」「役割」
を理解させフィットさせる部分に重きを置いたレッスンでした。

結果的には合格、そして活躍してくれたという成功例の一つです。

 

補足2023.1.19

野球からの転向はむしろ有利に働く

野球というのは、実はサッカー以上に全身運動です。
守備で機敏なステップワークやベースランニング、
ピッチングやキャッチボールでのピッチング
バッティングでの動体視力や全身運動

サッカーとは違いますが、サッカーの弱点である上半身と下半身をバランスよく使います。
サッカーの場合は下半身の強化に特化していることが多いのが実情です。

動体視力や空間認知で有利に働く

サッカーだけをやっている子が苦手とするのが
正しい落下地点に入るということ

このせいで浮き球の処理を苦手とする子
キーパーからのロングキックを怖がる子が非常に多いです。

その点で野球からの転向する子はこうした弱点が皆無だったりします。
手で取っていたものを少しずらしていくだけでいい。

そして小さいボールを見て打つ
という観点から動体視力に関しても有利に働きます。

私が今まで教えて感じたのは、着眼点。観察眼もサッカーだけをやっている子とは異なるな。
という印象でした。

どうしてもサッカーだけをやっている子は足先だけでやろうとするのですが、
野球の子は上半身も使ってボールコントロールをしようとする。
全身を使ってやろうとする。というのも面白い傾向でした。

元日本代表には野球からの転身組が多い

Jリーグが開幕した当時の日本代表の選手というのは
実はもともと野球をやっていた。という選手がとても多くいました。

昔はサッカーよりも野球が主流だった日本
当然と言えば当然ですが、小学校の途中や中学校の途中
はたまた、高校からサッカーを始めた。
それまでは野球だったという選手が多数活躍しているのです。

こういった事実もあまり知られていない現在
もしかしたら、野球をやってからサッカーをやることは
とても有利に働く可能性は少なくありません。

実際に野球から転向した子の大活躍


実際に野球から転向した子は高校に行って日本一なりました。

インターハイで優勝するメンバーとして大活躍をしていました。
高校一年生で県トレセンに入り、そこで一年生からメンバー入り
あれよあれよといううちにプレミアリーグでもやっていました。

野球からの転向。というと不利に思いがちですが、そんなことはありません。
違うスポーツといえど一生懸命にやってきた経験はほかの子にはない経験値であり個性です。

それを不利と思うのか、ポジティブに武器としていくか百道論プロデュース致します。
ご安心して野球からサッカーをやりたい。をかなえてあげてほしいと思います。

最新情報をチェックしよう!
NO IMAGE

最強のプロコーチが送る至福の時間

完全現場主義のプロコーチがサッカー家庭教師メソッドでお子様の改善点と改善方法を提示し、その場でみるみる上達させてみせます。