こんにちは谷田部です。
サッカーのシュートの話
ゴールを決めるために欠かせないのがシュートです。
今日はそのシュートを決めるためのキックや工夫、考え方の話をしていこうかと思います。
Contents
シュートのバリエーションと種類
ミドルシュート・・・ペナルティエリア付近から相手DFを数枚抜き切らないで打つシュートです。
DFがいるためGKから見えずらく、枠内にボールが向かっていると入る可能性が非常に高いシュートです。
ロングシュート・・・GKが前に出ている。かつDFのプレッシャーが低いときに思い切って狙うシュートです。
距離がある分精度は落ちますが、これを狙っている。と相手GKの頭に刷り込むと駆け引きで優位に立てます。
ヘディングシュート・・・サイドのセンタリングやクロスを頭に当ててゴールに入れるシュートです。一見威力がなくて入りそうですが、
GKからすれば、モーションがほとんどないため、非常に止めるのが難しいシュートになります。
ボレーシュート・・・ワンバウンドや浮いたボールをそのままダイレクトで打つシュートです。
足元のボールよりもGKからするとモーションが読みづらく、経験も少ないシュートのためマスターすれば非常に有効な武器になります。
ループシュート・・・GKとの1vs1にドリブルで作った場面などで有効なシュートです。チップキックなどで相手GKの頭上をボールを浮かしゴールを狙う
高難度なシュートの一つです。かつてブラジル代表のロマーリオ選手などが芸術的なループシュートを量産していました。
オーバーヘッドシュート・・・かつての王様ペレがバイシクルシュートという形でやったのが印象的です。最近ではクリスティアーノロナウド選手が決めています。頭より上のボールを
ゴールを背にした状態で豪快に叩き込むシュートです。非常に派手で観客も喜ぶ魅せるシュートの一つです。
また抜きシュート・・・GKとの1vs1の場面や相手DFの股を抜くことでGKの予想を超えたコースで入る可能性が高いシュートです。
ただし、外す可能性も高く、かなりのテクニックを必要とする高難易度なシュートになります。
ドリブルやパスの練習より少ないシュート練習
日本ではドリブル練習やパス練習、もっと言えば1vs1などの対人練習は多いのですが、
シュートに特化した練習というのは非常に少ないのが現実です。
本人たちが自主練習でやらなければ基本的には、
ゴールが設定してる練習の中で勝手にゴールしてね。
的な立ち位置な形の練習ばかりです。
しっかりとゴールを決めるためのシュートテクニック。というのを教える際に
技術論が確立していないのが今の日本の現実です。
シュートは枠の端を狙う
シュートの基本は日本の場合、枠の端を狙う。というもの
たしかにこれは基本として私自身も教わりましたが、もう40年以上同じことが言われています。
逆にGKもそれに合わせて40年以上ゴールの端のボールを止める練習を行っています。
シュート技術というのは相手との駆け引き。GKとの駆け引きの歴史です。
GKは進化していますが、シュートを打つ側は進化しているか?というと疑問です。
シュートを決めるために考えること
シューをと決めるために考えること。のまず第一は
とにかく”打つ”ということ
あのクリスティアーノロナウド選手ですら得点を決めまくっている映像ばかりが流されがちですが、
試合全体を見ているとかなりの本数を打ち、外しまくっています。
試合のゲームの中で調整しながら確認しながらゴールへの精度を上げている印象すらあります。
まずは本数を打つこと。
そのためには、見えたら打つ。という習慣を持つことが大切です。
シュートを打てるタイミングで、持ち帰る。やもう一つ触る。という形でシュートチャンスを自ら失っている光景も数多く見ます。
あれはシュートを最優先にした練習イメージでやっていない証拠です。
キレイに持ち込む。というよりも、相手の嫌がる最適なタイミングでシュートを打つ。というイメージを常に持つことが大切です。
GKが用意する前に打つ
次にシュートで考えたいことは、相手ゴールキーパーが用意する前にシュートを打つ。ということ
GKはこちらのシュートのタイミングを常に見計らっています。
こうしたモーションを読まれる。ということを意識してシュートを打っている子がどれだけいるでしょうか。
相手が用意をする前に、気づかれる前に打つ。ということが出来ればシュートの決定力は大きく変わります。
いかに相手が用意をする前に、思ってもいないタイミングで蹴るかはシュートテクニックとして磨く必要があります。
世界のシュートの基本は、、、
日本の場合は、ゴールの四つ角を狙う。やサイドネットを狙う。ですが、
世界の場合はちょっと違います。
まずゴールの中にボールが入っていないと入りません。
そのため、シュートの基本は、枠の中に入れる。
ということ。
端を狙いすぎて入らない。というのであれば、なおさらその辺は大切になってきます。
着実にシュートを決めるためにやるべきこと
ゴール前でのシュートを打つ際に固くなる。緊張する。ということで外す子も非常に多いのが事実
大体がメンタル面でのキックミスだったりもします。
そのため、ゴール前の場面をより多く練習することが大切です。
試合と同じような緊張感を持ったシュートを沢山出来るのが理想です。
まとめ
いかに相手を知り、自分を知り瞬時に出せるレパートリーを増やせるか。
サッカーの場合、頭の中でのイメージを瞬時に表現できるかが勝負になります。
瞬時のひらめきというのでしょうか。
こうした部分も意識しながら日ごろからシュートの練習にぜひ励んでほしいと思います。
2024.6月 追記
シュートといっても種類も豊富ですし、それぞれの違いを理解したうえで状況に応じて適切なシュートが求められます。
ただ、シュートに特化した練習を取り入れていないサッカースクールも多く、基礎ができていない子どもも少なくありません。
サッカー初心者の多くは、間違った蹴り方になっていて、ケガのリスクを高めてしまいます。子どもの年齢によっても求められるシュートの方法が変わってくるので、技術的な面も磨いていきましょう。
また、メンタル面でのキックミスにならないように工夫することも必要です。プロの選手でも失敗することがありますし、一つの試合のなかでたくさんのシュートを打って、すべてがゴールしているわけではありません。
シュートはとにかく数を打つこと。シュートで落ち着いた対応ができるようにするためにも、練習を重ね積極的にシュートができるようにしてください。
谷田部