【症例カルテ】 「練習では突破できるのに、試合になるとパスを出してしまう」11歳女子MFの改善事例
【症例カルテ】

「練習では突破できるのに、試合になるとパスを出してしまう」11歳女子MFの改善事例
基本情報
- 年齢:11歳
- 学年:小学5年生
- 性別:女子
- 所属チーム:匿名
- 所属チーム所在地:茨城県
- ポジション:MF
- サッカー歴:小学1年生から
- 個人レッスン実施場所:東京都渋谷区
主なお悩み(症状)
普段の練習では相手を出し抜くようなプレーができる。
しかし試合になると、
男子選手の要求の声などが気になり、
前が空いていてもドリブルを選択できず、
すぐにパスを出してしまう。
「練習ではできるのに、試合になると出せない」
そんな状態に悩まれていました。
保護者・本人の事前ヒアリング
本人としても、
「周囲がとても気になる」
という感覚が強くありました。
最近特にその傾向が強くなり、
周囲から呼ばれると、
無意識に反応してしまう状態。
チームから特別強く何かを言われているわけではありませんでしたが、
過去には、
どやすタイプのコーチがいる環境から、
穏やかな指導環境のチームへ移籍するなど、
保護者の方もかなり配慮されていました。
初回診断で最初に見えた原因
最初に気づいたのは、
「呼吸」でした。
プレー中、
常に肩で浅く息をしており、
呼吸音がかなり目立っていました。
つまり、
集中して無酸素状態で一気にプレーする時間が、
ほとんど存在していなかったのです。
さらに、
周囲への意識が強すぎることで、
プレーの主導権が自分ではなく、
外側に引っ張られている状態でした。
観察ポイント
① 1vs1での対人
突破の技術自体はある。
しかし、
一気に相手を置き去りにする加速が出ない。
② 呼吸音と一定ペース
ずっと同じ呼吸、
同じテンポでプレーしていた。
プレーに“強弱”が存在していなかった。
③ 怖さがない
相手にとって嫌な急加速、
突然の変化が出ていなかった。
介入内容(何を変えたか)
まず、
呼吸の仕方を確認。
さらに、
バランスボールへ一気に体当たりする動きを使い、
「瞬間的にフルパワーを出す感覚」
を身体に入力していきました。
そこで本人が気づいたのは、
・呼吸音が違うこと
・本気で加速した時の身体感覚
・力を出し切れている時と、
出せていない時の違い
でした。
すると徐々に、
「一気に加速する感覚」
「瞬間的にフルパワーを出す感覚」
が身体に入り始めました。
Before → After
Before
- 前が空いていてもパスを選択
- 周囲の声に反応してしまう
- 一定ペースでしかプレーできない
- 突破の技術が試合で出ない
After
- 一気に運ぶ加速が出始めた
- 自分のタイミングで仕掛けられる場面が増加
- 呼吸とプレーの連動が改善
- 試合でもドリブルを選択できる場面が増えた
専門家コメント(谷田部真之助)
「試合になるとできなくなる」
このケースでは、
技術ではなく、
“呼吸”と“出力の使い方”が原因でした。
周囲を気にすること自体が悪いわけではありません。
ただ、
呼吸が浅くなり続けると、
身体は安全運転モードに入り、
一気に勝負へ行くスイッチが入らなくなります。
すると、
本来持っている突破力が、
試合で消えてしまう。
実際には、
技術不足ではなく、
“身体の出力設定”が原因になっているケースも非常に多いのです。
次の一段階
次は、
・加速後の方向変換
・突破後の判断
・呼吸と認知の連動
・試合中の緩急
をさらに伸ばしていく段階へ入っていきます。
CTA
上手くならないのは、
才能の問題ではなく、
原因が見えていないケースも多くあります。
「なぜ試合で出ないのか」
そこを診断することで、
改善の方向性は大きく変わります。
まずはスタート診断へご相談ください。
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