【サッカー】ドリブル練習①
サッカーのドリブルはメッシやクリロナに代表されるように華がありますよね。
今回はそんなドリブルの練習法についていくつかお話ししていきます。
Contents
【基本】ドリブルの基本
『幼児に出来るサッカー練習法』『低学年にやってほしい3つの練習方法』で挙げた練習法をもう一度こちらで紹介します。
最初は「大股で歩く」練習。これは『幼児に出来る〜』で紹介したとおり、ドリブルの際に足を後ろに蹴り上げるお子さんの、足を「後ろ」でなく「前」に出しやすくするための練習法です。そしてもうひとつ、『低学年にやってほしい〜』で紹介した格闘技用のミットを蹴り上げる練習。こちらも同様に足を前に出しやすくする練習法になります。
これらはドリブル練習の基本中の基本なので、初心者はまずここからスタートすると良いでしょう。
そしていよいよボールを使ってのドリブル練習を始めます。コートを横断するような感じでドリブル練習をします。その際、ボールを強く突っつきすぎて、ボールと「追いかけっこ」になる子が初心者には多いはずです。スピードを上げても足元から離れないドリブルにするためには、蹴り足のつま先を斜め上から下ろすイメージ(忍び足のイメージ)で、ボールに触るようにしましょう。ボールに触るのは足指の上面です。まずはゆっくり、そして慣れてきたらドリブルスピードを上げてみましょう。
【練習法】足元を見ないドリブルの練習法
次は足元を見ないでドリブルが出来るようになる練習方法です。
その練習法は「足裏で軸裏通し」。
下を見ずにやってみます。見ないでやるとボールが予期せぬ方向へ転がってしまうことがありますが、これを「下を見ないで」「前を見たまま」出来るようにしましょう。これが出来るようになると、ドリブルをするときボールがうっすら視界に入ってくるので、顔を上げたままドリブルで進めるようになります。
まずは10回連続で出来るようになることを目標に練習しましょう。
【練習法】器具なしで出来るドリブル練習法
ボールの他に道具・器具を使わない練習をもうひとつ紹介します。真っ直ぐ進行方向を向いたまま左右に大きくジグザグにドリブルをする練習です。この練習のポイントは、左右にジグザグで進む時に体がジグザグ方向に向く子が多いですが、そうではなく、真っ直ぐ前方に体を向けたままやることです。真っ直ぐ前を向いていないボールホルダーはDFに狙われやすく、1対1の勝負になりがちです。しかしこの正面を向いたままのドリブルが出来ると、DFも容易に飛び込めないので、1対1の勝負になることなく交わすことが可能になります。ぜひ改善してください。
【練習法】ボールを2つのドリブル練習
最後に2つのボールを使ってのドリブル練習を紹介します。
最初は歩きながら、ボール同士がぶつからないようにやってみましょう。慣れてきたら走ってドリブルをしてみましょう。この時のポイントは、出来るだけ周囲を見ながら、頭が下がらないようにすることです。慣れてきたらボール3つでやってみましょう。
この練習は大人でも難しい練習ですが、初心者の頃から取り組むことでその後の成長の幅が広がります。ぜひ明日からやってみてください。
まとめ
ボールだけを使用するドリブル練習は1人で出来るものが多いので、空いた時間にコツコツと取り組みましょう。器具を使った練習はまた別に紹介します。
2024.6月 追記
ドリブルがうまくできずに、ボールとの追いかけっこになってしまう子どもも多いはずです。
最初に覚える技術でもあり、足元でドリブルができるようになるかわからないと考えているのであれば、まずは紹介した練習方法に挑戦してみてください。蹴りたいという衝動にかられることもありますが、相手に奪われるリスクが高くなってしまいます。いかに自分のボールを相手に取られないようにするか、運ぶかが重要です。
ちなみにドリブルの技術を高めるうえで、姿勢についても覚えておいてください。上体を前かがみにしてしまい、後ろに沿った状態ではスピード感をもって走る事には繋がりません。
視野を広げるためにも、姿勢を意識してみるとドリブルの技術も上達してくると思います。ボールタッチの場所も重要な部分になりますので、最初から完璧にこなそうとせず技術力を高めていけるようにしていきましょう。
ドリブルで悩んでいる人は、谷田部にご相談ください。
2024.8月 追記
ドリブル練習の重要性については、何度も説明している通りです。子どもの年齢によっても、ドリブルの練習内容が変わってきます。
例えば、冒頭でも紹介している、幼児にできる大股で歩く練習方法は後ろに蹴り上げてしまう子どもにとっても、前に足を出すためにできる簡単なやり方です。
どのくらいのサッカー経験があるのかによっても違いますが、年齢に合わせた練習メニューを取り入れることで、効率的な練習にも繋がります。
ドリブルの追いかけっこにならなくなったら、「足裏で軸裏通し」で足元を見ずにドリブルをする方法にも挑戦してみてください。下を見ないというのは意外と難しく、実際にやってみると思い通りにいかずに悩むこともあると思います。
記事のなかでもお話しているように、うっすらボールが視界に入ってくる状態を目指すようにしていきましょう。
ドリブルはサッカーの基本でもありますし、ちょっとした時間に自主練としても取り入れやすいもおです。今すぐできることがありますので、ドリブルを上達させたい人にこそ、挑戦してほしい練習内容です。