サッカーのシュートにはさまざまなシュートがあり、シュートを打つ位置や条件によって呼び方が変わります。
シュートの種類を知り、打ち方の動きや知識をつけておくだけでも得点に繋げれたと思うプレイヤーも多い事でしょう。
今回は試合でよく使う、ゴールを決めれるシュートの種類や練習方法について解説しています。
試合でゴールを奪うシュートの種類
ミドルシュート
ペナルティーエリア付近の外側から放つシュートの事をミドルシュートといいます。
やや距離がありますが、DFが多かったりキーパーのポジショニングが悪い時に狙うと有効的です。
ロングシュート
ペナルティーエリアの距離をmで表すと16.6mとなりそれよりもさらに遠い距離から放つシュートをロングシュートといいます。センターマークやペナルティーマークの間付近からでも表します。
ロングシュートは相手DFnoポジション位置が高い時などに有効となりロングシュートを打つことで相手DFのポジショニングを下げさせることも可能です。
ダイレクトシュート
パスや動いているボールに対してトラップや止める動作がなくシュートを放つことをダイレクトシュートといいます。サイドからのクロスやこぼれ球の場合が多く、相手のタイミングをずらしたり余裕を与えないシュートなので得点に繋げれる事が多いです。
ダイレクトシュートのコツ
ダイレクトシュートは動いているボールの状況を把握しなければいけません。
弱いボールに対しては少し力を加えて威力をあげる必要があり、逆に強いボールに対しては当てるだけで力を利用しましょう。
向かってきているボールは強くても弱くても反発力があるため、丁寧に力を加えて当てることが大事です。
ループシュート
ボールの下側を蹴り放物線を描くシュートのことをループシュートといいます。
キーパーの頭上を超す感覚やテクニックが必要です。
キーパーが前に出てきた1vs1の状況にも効果的です。
ドライブシュート
浮いているボールを下から蹴り上げることにより下から上方向の回転が掛かり弧を描くシュートです。
ループシュートとは違い足を振り切って打つのでスピードがあります。
無回転シュート
言葉の通りボールが回転することのないシュートのことを無回転シュートといいます。ボールの中心を蹴ることで実現できますが、意図的に放つにはかなりの練習が必要とされています。
ボールにかかる空気抵抗がランダムのため、揺れるような動きをしキーパーの前で落とすこともでき直接狙えるフリーキックに有効です。
ボレーシュート
空中に浮いてるボールを打つことをボレーシュートといいます。空中に浮いているため足がボールの下に入りやすく上に吹かしてしまうことがあり、軌道を抑えて打つにはテクニックが必要です。しかし習得すれば決定的なシーンで決め切れる得点力に繋がります。
ボレーシュートのコツ
下から上に足を振り上げるのではなく膝を上げた状態から前に伸ばして当てると上に吹かす事が少なくなり抑えたシュートが打てるようになります。
走っている状態であればスネをゴールに向けて当ててあげるだけでも勢いがつきます。
状況に合わせたシュート
サッカーでは広いグランドを駆け巡り、ゴール前では人が多く集まるスポーツで同じ状況で同じようなゴールを決めることは難しいです。
シュートを打つ前にはキーパーの位置を確認したり、敵の位置を把握しシュートを打たなければいけません。
キーパーと1対1で前に出ている状況ならループシュートも効果的だったり、インサイドで丁寧にコースを狙ったりインステップでパワフルなシュートを打つこともあります。
シュートに合わせた身体の動きも大切でシュートの種類によって肩や身体の動きが変わるので、まずはシュートの種類に合わせた身体の動きを覚えましょう。
狭いスペースでもシュートに合わせた身体の動きや重心バランスを知っておくだけで強いシュートが打てたりインパクトが可能になるので得点力を上げたいプレーヤーにはキックのヴァリエーションを増やすことが大切です。
力強いシュートを打つためのコツとは?
ゴールを奪うにはまず、キーパーに蹴るタイミングをバレないようにする必要があります。
例えばディフェンダーをかわしてすぐに打つことで、キーパーに構える準備をさせないこともできます。
助走がないと強く蹴れない方でも腰を捻ってあげる事で力強いシュートを打てるようになります。
強いボールを打つコツ
助走が一歩しかなくても前傾姿勢で前に倒れ込む力を利用しボールの横でしっかりと踏み込み利き足で振り切りましょう。
振り切る際には円を描く振り抜き方ではなくゴールや狙っている場所に対して真っ直ぐ振り抜くことがポイントです。
円を描くように蹴ってしまうと力が分散してしまい力が伝わりにくくなってしまうので、真っ直ぐ振り抜き直進的に力を伝えてあげることで小学生や中学生、キック力がなくて困っている人方でも力強いシュートを打つ事ができます。
2024.6月 追記
シュートそれぞれにコツがありやり方が違います。
シュートが上手くなりたい、かっこよく蹴れるようになりたいのであれば、とにかく反復して練習することが大切です。最初からうまくいかなくてもいいので、諦めずに何度もシュートを打って、狙った場所にボールを飛ばせるようにしましょう。
ボールの置き場所を考え練習するのはもちろん、動きながら状況を会把握し適切な練習ができるようにしていきましょう。
いかに実践に近い状況で練習できるかどうかによっても変わってきます。試合中にボールを持ったまま止まって蹴ることはありません。
まずは基本となるシュートの種類ややり方・コツを知ったうえで試合の状況に合わせて使い分けられるようにしていきましょう。瞬時に適切な使い分けができるかどうかによって変わってきます。