ボールを止めるというのに神経を使いすぎていないでしょうか?
今回は
足元のボールを止める
ためのコツを紹介していきます。
ボールを止めることはあくまでもプレーに入る前の段階です。
ここに意識が行き過ぎていては次のプレーに支障をきたします。
ボールを止めることから自由になれば
サッカーは一気に上達します。
失敗する理由
- 足に力が入っている
- 地面から足を離すのが遅い
- ボールに触れる瞬間に足を動かす
- 足が上がっていない(ボールの高さ半分以上まで)
トラップを成功させるには
ボールが来る軌道上に足を浮かせておいて ボールに触って上げる
ボールが向かって来る際
ボールの軌道は通常まっすぐです。
その延長線上に
足を地面から浮かして待っている状態でボールに衝突(力を抜いて触る)させてあげる
※足の裏が地面と平行な状態だとより確実です。
直前に上げるとボールが触れる瞬間に動いていて失敗
足が地面から離れきれていなく失敗
触った瞬間にコントロールしようと変に動かす
などが多くの失敗パターンです。
基本的に足が浮いている状態でボールに触ってあげれば
膝のばねが利き威力は吸収されます。
衝突時に動かすのは避けるのが賢明です。
トラップに必要なコツは
ボールが来る前に行う「準備」とボールには「触る」(親指の横・土踏まず、小指の横)
ということ
ボールが転がる延長線上で足を浮かし
触ってあげましょう。
まずはそこからです。
補足:2023.7.10
2015年のトラップのコツのページ
この時から2つの大きなトラップの変更点がありました。
このころはまだ膝を曲げてボールに触れて上げる。と教えていました。
かなり懐かしい話です。
そこから膝を伸ばして股関節で吸収する方法への大きな変化もありました。
この頃にはフロンターレ川崎のピタ止めトラップが流行していた時期です。
そして先日のカタールワールドカップあたりからさらには指で止める。
というトラップやアウトサイドで止めながら動く。
という身体の向きをより意識したトラップ技術へと変化を起こしてきています。
私が中学校の時にアウトサイドでトラップをすると非常に怒られました。
身体の向きという意識が入ってきたころです。
その時はインサイドでランウィズザボールという技術が全盛でした。
最近ではフランス代表のエンバぺ選手が行っている身体を閉じたまま行う
アウトサイドトラップ
それをメッシ選手やネイマール選手が真似をし、今では三苫選手が行うことで
日本中の小学生が真似をするようになってきました。
時代は回る。そして追いつく
トラップの技術というのはまだまだ変わっていくと思います。
戦い。というのは技術を進歩させます。
胡坐をかいた瞬間に置き去りにされる。
まだまだトラップは変わる可能性が存在します。
その都度私自身もコツをしっかりと伝えられるように精進していきたいと思います。