小学校2年生ーキック力の強化

学年:小学校2年生
サッカー歴:幼稚園から
期間:継続中
頻度:週1から隔週
性別:男の子
依頼内容:シュートが入らない。キック力をもっとつけたい
担当:谷田部

相談内容

customer

シュートが入らない
他の子のキック力に見劣る。横から来たボールをゴールの横に外す
のいう状況を打破したい!

 

谷田部

シュート力の原理と体の使い方。その子の癖などを分析改善

改善内容

キックのフォームや
キック力の考え方

横から来たボールについては、コースの取り方やタイミングの取り方
などを改善

【結果】

正しいインステップでシュートの音が変わった
横から来たボールも決められるようになった

この案件のポイント

まだ2年生ということ
体もけして大きいというわけではなかったため

最大限のキック力を出す方法を指導

「力」で行っていたキックから筋力で蹴らない方法とフォームを改善することによって
キック力が大きくアップ

 

2回目の時にはほぼほぼキック力は改善されていました。

 

順調に今でも活躍してくれています。

 

補足2023.1.19

キックは音からして変わります。

キック力というのは一見して本人の自覚がほとんどです。
これが変わったとわかる一番わかりやすい目安は
「ボールを蹴った時の音」
これに付きます。

最初はガスっともバシッともなんとも掠るような音しか出ない子が
少しコツをつかむと「ドンっ」という重い音をさせたりします。

こんなシュート当たりたくないよ。
というボールを蹴るためには本当にちょっとしたコツを理解して繰り返すだけでも
十分です。

筋力差というのは確かに小さいうちはありますが、トータルの体重でいえばサッカーボールよりも重ければ
理屈的にはキック力を最大限まで上げることは可能です。

小学生の常識はサッカーの非常識

私がよく言うのは
「小学生の常識はサッカーの非常識」という言葉です。

小学生がキック力を上げようとするとたいていやるのが

助走をめちゃくちゃとる
しっかりと力強く踏み込む
力いっぱい足を振る
体をねじる

はい。これ全て間違いです。
これをやってるサッカー選手というのはいわばパフォーマンスでやることはあっても
たいていのプロサッカー選手はやっておりません。

いわば間違いだらけ。ということなのです。

逆に、力を入れれば入れるほどボールは飛びません。
力を抜けば抜くほど、足の振りは鋭くなるからです。

ボールは人より小さい時点でぶつかれば飛ぶ

学校の廊下で走ってはいけないのは、人とぶつかったり
もののぶつかれば痛いからです。

同級生同士の身体の大きさでスピードが出ていればぶつかった時点で怪我をするリスクがあります。
これが自分よりも小さな下級生や3歳児2歳児と当たれば大けがです。

言わずもがな誰しもが容易に想像できるはずです。

ここで言いたいのは、ボールは3歳児2歳児よりも小さいぞ。ということです。
助走のために走って行って蹴っても飛ばないのは
その走ったエネルギーを上手くボールにぶつけられていないからです。

車の事故の場合、正面からぶつかればバンパーが当たり物を壊したり人を吹っ飛ばします。

そのバンパーは壊そう。とか人を吹っ飛ばそうなどと動くことはありません。
それでもスピードが乗った状態でぶつかれば物は壊れ、人は吹っ飛びます。

人体の下の部分、車でいうバンパーに当たる部分が「足」であり、足首より先の部分です。
ここを変に降らない方が実はしっかりとボールは飛んでいきます。
強いシュートになります。

さらにしっかりと踏み込む。というブレーキを行ってしまうことで
助走でつけたエネルギーを殺してしまってもいます。

ちょっと聞いただけで小学生の常識のダメさ。というのがわかって頂けると思います。
こうした小学生の常識を本人の前に今のように説明していくと子供たちの能力は面白いように開花していきます。
理解さえできれば年齢は関係ないのです。

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